AGA

若はげの原因と対策と見分け方

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この薄毛は若はげ?若はげとは・・・

10代の若い世代から60代、70代まで、髪の毛に関する問題というのは全世代共通。いくつになっても頭を悩ませるものです。

ただ、薄毛の悩みというのは、年齢を重ねるにつれて「周りも薄くなってきているし」「そういうものだ」「しょうがない」と無理矢理納得できるものかもしれません。

そういった意味では、10代、20代での若はげは納得できない、とても重要な問題です。

若はげとは何歳から?その定義は?

若はげ、という言葉は誰もが知っている言葉ですが、明確にその基準があるわけではありません。

そもそも、どこからが薄毛、はげ、といったことが定まっていないのと同様で、若はげにも何歳からという決まりがあるわけではないからです。

一般的には10代、20代、30代前半での薄毛に対しては若はげと言われることが多いでしょう。場合によっては30代後半での薄毛も若はげと呼ばれることがあります。

また、近年では見た目の年齢がどんどん若くなっていっている傾向にあります。

見た目だけでなく、身体・健康状態にも言えることですが、一昔前とは年齢が同じでも見た目や老け方は大きく異なります。

それこそ、65歳以上の高齢者の年齢までいくと、一昔前と今では約10歳もの違いがあるとも言われています。

そういった意味では、若はげと呼ばれる年齢もどんどんと引き上がっていくのかも知れません。

若はげというのは、年齢よりも周りとの相対的な薄毛の程度を指しているようにも思います。

「まだ、髪が薄くなるような年齢じゃないのに・・」、そう思うのであれば、いくつであっても、それは若はげなのかもしれません。

薄毛のタイプ・症状

若はげにも、その進行の仕方・はげ方があり、一言に薄毛が気になるといってもそのパターンは人によって様々です。

頭頂部の薄毛が気になるのか、生え際の後退が気になるのか、などそれぞれの薄毛のタイプを確認しましょう。

前額部から進行する若はげ

まずは、前額部から進んでいくタイプの若はげです。

前額部、つまりおでこがどんどん広くなっていく形で進行していき、その額の見え方から、A字型・A字ハゲと言われることもあります。

また、同じように薄毛が進行した髪の毛の生え際、頭皮の見え方がアルファベットのUを反対にしたようにも見えるため、U字型・U字ハゲとも呼ばれます。

また、同じおでこから広がる薄毛であっても、左右の両サイドが先行して後退していくパターンもあります。よく知られている言い方ですが、これはM字型・M字ハゲと呼ばれます。

M字ハゲから進行していく薄毛の場合、おでこの中央部は比較的進行が遅くなります。

そのため、前髪を下ろしている場合には、M字ハゲの進行に気がつかず、気づいたときには症状がかなり進行しているといった可能性もありえます。

生え際の後退?でこが広いだけ?

問題となるのは、一体どこを基準として「生え際が後退している」と言えるのか、ということです。

よく耳にする話では、眉毛と生え際の間に指が4本分入ったら危険なサイン、眉毛と生え際の間が7cmを超えると生え際が後退している、といった基準でしょうか。

これらも、もちろんわかりやすい判断基準ではあります。

しかし、「元々でこが広いだけなんだけど・・・」と疑問を持つ方もいると思いますので、どこまでが頭皮で、どこまでが元々のおでこなのかを見極める1つの方法をご紹介します。

大きく自分の眉毛を上に持ち上げてみましょう。この時に、額によったシワの部分がおでことなります。

眉毛を持ち上げる動作は、顔面表情筋と呼ばれる筋群の1つである前頭筋という筋肉によって起こっています。

眉毛を持ち上げることで、余った皮膚がシワを作っているのであり、このシワができている範囲内は顔面表情筋が付着している範囲ということになります。

つまり、このシワの一番上から生え際までの距離がどれくらいあるのか、というのが生え際が後退しているかどうかを考える基準となります。

また、生え際が後退しているかどうかを判断するのであれば、誰かが決めた基準や他人の生え際と比べるよりも、過去の自分自身と比較するのが最も効果的です。

これは身体の変化全般に言える話であり、髪の毛に限ったことではありません。

自分自身の昔の写真や過去の記憶を思い出し、時系列での変化を確認しましょう。

頭頂部から進行する若はげ

おでこの生え際が後退していくタイプと並んで、もう1つの薄毛の問題が頭頂部から進行していく若はげです。

いわゆる、てっぺんハゲやつむじハゲなどとも呼ばれる薄毛の進み方であり、こちらもアルファベットからとってO字型・O字ハゲなどとも言われます。

頭頂部から進行するタイプの若はげは、元々あるつむじが徐々に大きくなるように進みます。

頭頂部は自分ではなかなか確認できないため、M字ハゲ以上に自分での発見が難しいと言えるでしょう。

鏡を使っても視認しにくく、手触りなどで分かる頃には薄毛はかなり進行している、ということも少なくありません。

どうしても自分の状態が気になるようであれば、家族や友人など身の回りの人に聞いてみるのも1つの方法です。

ただし、自分自身が髪の毛のことを気にしすぎて、それがかえってストレスになってしまうようであれば逆効果です。

ストレスは髪にも悪い影響を与えますので、必要以上に神経質になることも良いとは言えません。

若はげの原因と対策①:男性型脱毛症(AGA)

では、それぞれの若はげの原因とその対策について考えてみましょう。

若はげの原因として、非常に多いのが男性型脱毛症(AGA)です。

Androgenetic Alopeciaを略したAGAという名称はテレビのコマーシャルなどで聞いたことがある人も多いでしょう。

AGAによる若はげ

AGAに悩む人たちは、全国で1000万人を超えると言われており、AGAは非常に多くの男性達の薄毛の原因となっています。

AGAは思春期を終えた以降に出現することが知られており、早ければ20代からその薄毛の症状に悩まされることもあります。

AGAの有病率は20代で約10%、30代で約20%という報告があるように、若はげの主な原因の1つとなっていることがわかります。

>AGAの原因となる男性ホルモン

男性型脱毛症という名称からも分かるかもしれませんが、AGAには男性ホルモンが非常に大きく関わっています。

男性ホルモンの1つであるテストステロンというホルモンが、この薄毛の原因となります。

ただしテストステロンは、そのままでは薄毛の原因とはなりません。5αリダクターゼという酵素の働きによってジヒドロテストステロンへと形を変えることで、薄毛・若はげの原因となるのです。

5αリダクターゼにはⅠ型とⅡ型があり、Ⅱ型5αリダクターゼの方が、より強力なジヒドロテストステロンを作るとされています。このⅡ型5αリダクターゼは前頭部、頭頂部に多く存在しています。そのため、薄毛・若はげは前頭部、頭頂部から始まることが多くなります。

ジヒドロテストステロンの作用を受けた毛髪には、成長過程であるヘアサイクルの短縮が起こります。【本来206】年もの期間をかけて太く成長していく毛髪が、数ヶ月から1年程度で成長をストップしてしまいます。そのため、毛髪の1本1本が太く成長することなく、結果として薄毛が目立つことになります。

AGAの対策

AGAに対する治療薬として、フィナステリドというお薬があります。

これは、5αリダクターゼの働きを抑えてくれる薬です。

5αリダクターゼの働きを抑制することで、テストステロンが悪質なジヒドロテストステロンへと変換される過程を抑制しする効果が期待されます。

現在、薄毛の治療は保険診療の適応範囲外となっています。

これは、美容整形などと同じで見た目を良くするための治療に含まれるためです。保険診療外の自由診療となるため、その薬価は医療機関によって多少バラツキがありますので、注意しましょう。

若はげの原因と対策②:遺伝

若はげ、薄毛を考える上で遺伝ということは避けることができません。

「親や親族がはげているから」、「薄毛の家系だから」という話は誰もが気にしていることでしょう。確かに、若はげになりやすい可能性というのは、遺伝とも大きく関係しています。

遺伝とAGA

遺伝による薄毛、若はげのメカニズムに大きく関与しているのが、先程説明したAGA(男性型脱毛症)です。

AGAには男性ホルモンの働きが深く関わっているというのは、先程説明した通りです。

男性ホルモンであるテストステロンが、5αリダクターゼの働きによってジヒドロテストステロン(DHT)となる。このジヒドロテストステロンが男性ホルモン受容体に結合することで、毛髪の成長期間(ヘアサイクル)が短縮します。

この流れにおいて、遺伝的にAGAになりやすいかどうかということには、2つのポイントがあります。

1つめが「5αリダクターゼの活性力」、そしてもう1つが「男性ホルモン受容体の感受性」です。

5αリダクターゼの活性力

薄毛に作用するジヒドロテストステロンは、テストステロンに5αリダクターゼが作用することによって作られます。

薄毛になりやすい人とそうでない人は、この5αリダクターゼの活性力が遺伝によって先天的に異なるとされています。

つまり、遺伝的に5αリダクターゼの活性力が強ければ、ジヒドロテストステロンが産生されやすく薄毛になりやすいということです。

優性遺伝、劣性遺伝という言葉がありますが、5αリダクターゼの活性力の高さは優性遺伝となります。

そのため、父親か母親のどちらか5αリダクターゼの活性力が高い遺伝子を持っている場合、薄毛の遺伝子は高い確立で受け継がれることになります。

男性ホルモン受容体の感受性

もう1つの遺伝的要素が男性ホルモン受容体の感受性です。

それぞれのホルモンは、すべてその専用の受容体(レセプター)に結合することで作用します。

これは、AGAのメカニズムにおいても同様です。

ジヒドロテストステロンが、前頭部・頭頂部の毛乳頭細胞にある男性ホルモン受容体に結合することで、毛髪の成長をストップさせるタンパク質が生成されます。

このAGAのスイッチとなる男性ホルモン受容体の感受性にも個人によって差があるのです。

男性ホルモン受容体の感受性が高い人というのは、薄毛の原因となるタンパク質を生成するスイッチが入りやすい状態です。

現在では、男性ホルモン受容体の感受性はX遺伝子によって決められることもわかっています。男性のX遺伝子は母親からの遺伝によって決まります。

そのため、男性ホルモン受容体の感受性は、母方の薄毛の遺伝子によって左右されるということになります。

遺伝の対策

「薄毛は遺伝だからどうしようもない」、そう考えている人もいるかと思います。ただし、前述の通りAGAの原因要素の1つである5αリダクターゼに対しては、その作用を弱める治療薬が開発されています。

2つの遺伝的要素のうち、5αリダクターゼの活性力の高さが遺伝している場合には、フィナステリドによる治療効果が得られる可能性が高いと言えます。

もちろん、男性ホルモン受容体の感受性が高いケースにおいても、5αリダクターゼの阻害によりジヒドロテストステロンを減らすことは一定の効果が期待できます。

ただし、その効果の大きさという点では、遺伝による薄毛の中でも「5αリダクターゼの活性力」がポイントとなっている薄毛の方が、より効果が出やすいでしょう。

若はげの原因と対策③:脂漏性脱毛症

もちろん、遺伝やそれによるAGAだけが若はげの原因となるわけではありません。

普段の生活習慣や食習慣など、何気ない1つ1つのことが若はげにつながっていることも少なくありません。

生活習慣と関連する脱毛原因の1つに脂漏性脱毛症というものがあります。

皮脂とは

脂漏性皮膚炎を説明する上で、まずは頭皮を保護してくれている皮脂というものについて紹介します。

「頭皮が脂っぽいと薄毛になる」という話を聞いたことがないでしょうか。この頭皮の脂分というのが皮脂を指しています。

皮脂とは、文字通り皮膚の表面にある脂成分のことを指します。皮脂は頭皮だけでなく、全身に分布する皮脂腺から分泌され、肌を潤してくれる効果を持っています。

皮脂の働き

「皮脂が頭皮に詰まることで薄毛になる」などという話もありますが、皮脂は決して頭皮の敵ではありません。

皮脂の本来の働きは、頭皮を保護することにあります。皮脂は頭皮をコーティングすることで、頭皮に加わる乾燥した空気や化学的刺激、物理的刺激による影響を抑えてくれているのです。

皮脂は本来、頭皮の保護のために欠かせないものです。ただ、この皮脂が過剰分泌された状態において、脂漏性脱毛症の罹患リスクが高まります。

脂漏性脱毛症とは

分泌過多となった皮脂により、頭皮や毛穴に炎症が起こっている状態を脂漏性皮膚炎といいます。

脂漏性皮膚炎になって炎症が進んだ頭皮では、毛髪は成長することができません。この頭皮の炎症が毛根部分にまで拡がることで、毛髪が抜け落ちていくのが脂漏性脱毛症です。

ただし、頭皮の炎症やそれに引き続く脂漏性脱毛症を引き起こしているのは、皮脂ではありません。

分泌過多となり皮脂の量が増えることで、頭皮の常在菌であるマセラチア菌という菌が異常繁殖しやすい環境となってしまうのです。最終的には異常繁殖したマセラチア菌によって肌が刺激され、頭皮の炎症につながります。

脂漏性脱毛症は決して有病率が高いわけではありません。ただ、周囲よりも早い、若年での急激な薄毛、若はげであれば、その背景に脂漏性脱毛症があることも考えられます。

脂漏性脱毛症では、頭皮が皮脂でべたついている、炎症により頭皮が赤くなっているなどの特徴があります。このような症状の心当たりがあるのであれば、脂漏性脱毛症の可能性も否定できません。

脂漏性脱毛症の対策

脂漏性皮膚炎、脂漏性脱毛症により頭皮の炎症が起こるところまで進んでいる場合には、まずはその炎症を落ち着かせなければいけません。

医療機関を受診し、医師の指示のもと適切な治療を行いましょう。

ステロイドなどによる消炎、抗真菌薬によるマセラチア菌の滅菌などの処置により、その症状は徐々に改善していきます。

また、医療機関を受診しなくてはいけないほど炎症が進む前に、脂漏性脱毛症になるのを未然に防ぐために、できることもあります。

まずは、頭皮の状態を清潔に保つことです。頭皮が刺激に弱い敏感な過多は、肌に合った刺激の弱いシャンプーを選ぶことも大切です。

食生活では、脂肪分の多い食事は避けた方が良いでしょう。肌や毛髪に良いビタミンBを含んだ食事がオススメです。

睡眠不足や精神的なストレスも皮脂の過剰分泌につながります。十分な睡眠をとり、適度に運動や趣味の時間を作るなどしてストレス解消にもつとめましょう。

若はげの原因として数えられるように、脂漏性脱毛症は思春期が好発時期の1つとなります。思春期では肌が脂っぽくなりニキビができたりと、皮脂が出やすくなる時期です。

そして同時に、精神的にも成長過程にあり、ストレスを感じやすい不安定な時期でもあります。そのため、思春期に過度なストレスが加わることで皮脂の分泌量が増加し、脂漏性脱毛症になるケースが見受けられます。規則正しい生活を心がけ、ストレスを溜め込みすぎないことが大切です。

若はげの原因と対策④:細菌の増殖

脂漏性脱毛症だけでなく、頭皮の炎症というのは、毛根部へのダメージとなり抜け毛・薄毛を招きます。

汗や蒸れなどは、細菌の増殖による頭皮の炎症を引き起こし、若はげの原因となってしまいます。

汗による細菌増殖

夏の暑い日や激しい運動の後には、全身に多くの汗をかきます。

汗は、全身に分布している汗腺という部分から分泌されます。これは、頭皮においても同様であり、頭からも多くの汗をかいています。

こうした頭皮に汗をかいた状態を長時間放っておくことが頭皮に良いわけがありません。

細菌にとって、非常に増殖しやすい環境であり、細菌増殖とそれに伴う炎症が頭皮に起こりやすくなってしまいます。

運動自体は、全身の血行の改善やホルモンバランス・自律神経の調節、ストレスの解消など毛髪にとっても良い影響を及ぼします。ただし、運動後の汗はシャワーを浴びてしっかりと洗い流しておきましょう。

お風呂上がりの自然乾燥

汗をかいた後は、お風呂やシャワーで頭皮を清潔に保つことが大切です。

ところで、シャワーの後はきちんとドライヤーで髪を乾かしていますか。実は、自然乾燥にも薄毛のリスクを高めてしまう危険性があるのです。

悪影響の1つが、頭皮の蒸れとそれに伴う細菌の増殖です。

せっかく頭皮をキレイに洗っても、濡れた毛髪を自然乾燥させようと思うと乾ききるまでには長い時間を要します。

この濡れた毛髪に覆われている間、頭皮は蒸れた状態となっています。多湿の状態は、これもまた細菌を繁殖させやすい環境となってしまいます。

さらに、毛髪が濡れた状態で放っておくと、頭皮の温度が下がり血流を悪化させてしまうことにもなります。

頭皮の血流低下は、頭皮へ十分な栄養が行き渡るのを妨げることになります。

また、濡れた状態の毛髪は、毛髪を保護してくれているキューティクルが開いた状態となり、枝毛や切れ毛にもつながります。

頭皮、そして毛髪への影響を考えると、お風呂上がりは自然乾燥よりもドライヤーを使うことをオススメします。

帽子による蒸れ

頭皮の蒸れ、という観点から言うと帽子もその危険性をはらんでいるといえます。

「いつも帽子を被っている人ははげやすい」

というのは帽子の中で熱がこもり、頭皮が蒸れやすいためです。

帽子によって蒸れた高温多湿の環境下において、細菌の増殖が起こります。

ただし、帽子については正しく使うと恩恵が大きいということは見過ごせません。

帽子は、屋外での頭皮の敵である紫外線から身を守ってくれるのです。帽子をずっと被り続けるのではなく、適度に脱いで換気をしながら使うのが良いでしょう。

蒸れないように正しく使うと、帽子は毛髪、頭皮の強い味方となってくれます。

なお、サイズの合っていない小さな帽子は頭皮を締めつけることで血流低下にもつながります。帽子のサイズ感にも注意しましょう。

細菌の増殖の対策

運動をすることも、帽子の着用も頭皮や毛髪にとってはむしろプラスの影響を与えます。

ただし、汗をかいても放っておいたり、蒸れた状態のまま帽子を被り続けたりすることで、薄毛・若はげの原因となってしまいます。

細菌の増殖を防ぐためには、頭皮を清潔に保つということが第一です。

また、頭皮を洗ってきれいにした後は、自然乾燥よりもドライヤーを使いましょう。

髪は根元から乾かしていくのがポイントです。

また、ドライヤーの位置が近すぎたり、長時間熱しすぎたりするとかえって頭皮や毛髪にダメージを与えてしまうことになります。ドライヤーの位置は少し話して、冷風や強弱を調整しながら毛髪・頭皮が熱くなりすぎないようにしましょう。

若はげの原因と対策⑤:紫外線

細菌の増殖と同様に、頭皮の炎症を引き起こす原因となりやすいのが紫外線です。

紫外線というと夏場の印象が強いかもしれませんが、紫外線は1年中、あなたの頭上から降りかかっています。

紫外線による悪影響

太陽光に含まれる光線の1つである紫外線は毛髪、頭皮の双方に悪影響を及ぼします。

女性と比べて、男性は紫外線を気にしない人が多いのですが、確実に頭皮にはダメージとなっています。

長時間、外で日の光を浴び続けると、日焼けをして肌が赤くなってしまうと思います。

この日焼けは、肌に炎症が起こっているということです。これは、頭皮においても同様であり、頭皮の炎症は抜け毛・薄毛を招きます。

また、紫外線は毛髪を生成・成長させる毛母細胞の機能を低下させてしまうという悪影響も及ぼします。

毛母細胞の働きが低下することで、炎症により毛髪が抜け落ちた後も新たな毛髪が生成されにくくなります。

紫外線が頭皮に当たり続けると、毛髪が生えている土壌である頭皮の炎症による脱毛と、その後の新たな毛髪の生成困難との2つの悪影響が起こります。

加えて、頭皮だけでなく毛髪そのものに対しても紫外線はダメージとなります。毛髪の色素成分であるメラニンを分解することによる毛髪の色落ち、毛髪の結合成分であるシスティンの阻害による枝毛、切れ毛などの現象も起こりやすくなります。

朝シャンと紫外線

朝にシャンプーをすること、朝シャンが薄毛につながると言われる理由の1つもこの紫外線です。

通常、頭皮はその表面をコーティングしている皮脂に保護されています。

夜にシャンプーすることで皮脂は落ちますが、その後眠っている夜間を通してまた新たな皮脂が分泌されています。

しかし、朝シャンをすると皮脂が落ちた状態のまま、すぐに外出することになります。こうして頭皮を保護してくれている皮脂がない状態で外出すると、紫外線による影響を直に受けることになってしまいます。当然、頭皮への炎症や毛母細胞に及ぼす影響というのは、より大きくなってしまうのです。

夜にシャンプーをしないことで汗を流さずに寝てしまう、忙しい朝はシャンプーをきちんと落としきれないことが多い、など朝シャンにはその他にも毛髪、頭皮に良くないとされる理由はあります。

ただ、やはり頭皮保護の役割をもつ皮脂が少なくなってしまうというのは、大きなデメリットです。

どうしても朝にスッキリしたいという方は、朝はお湯でのシャワーだけにしておく方が良いでしょう。

紫外線の対策

紫外線対策としては、やはり帽子の着用が簡単でオススメです。

前述の通り、帽子には蒸れやすいという問題がありますが、そこに気をつければ紫外線対策にはとても有効です。

日傘の使用には抵抗のある男性も多いかもしれませんが、これも直接紫外線を防いでくれる効果的な対策です。

若はげの原因と対策⑥:毛髪への栄養不足

毛髪を成長させ、抜け毛を防ぐためには毛髪への十分な栄養供給も不可欠です。

そのためには、毛髪に良い栄養を摂取すること、そしてその栄養を毛髪に届けることの2点が大切です。

毛髪によい栄養素

毛髪の成長に良いとされる栄養素は、タンパク質・ビタミン・ミネラルの大きく3つがあります。

タンパク質は、そもそも毛髪を構成する元となる栄養素です。

毛髪や爪、筋肉など人体の多くはタンパク質をもとに作られています。毛髪の主成分であるタンパク質はケラチンと呼ばれます。

ビタミンは、このタンパク質を使った毛髪の生成過程をサポートします。

ビタミンBはタンパク質のアミノ酸への分解、そして毛髪への再構成を補助する働きを担います。

また、ビタミンA、Eはこれらの栄養素を頭皮へと届けるための血流を良くしてくれる効果が期待できます。

そして、もう1つ髪の毛の生成に欠かせないのがミネラル、特に亜鉛です。毛髪の主成分であるケラチンの合成を支えているのが亜鉛です。

比較的、日常生活において不足しがちな栄養素ですが、毛髪を成長させるためはとても重要な存在です。

血流による栄養供給

これらの栄養素は、血液を介して頭皮へと届けられます。血液の流れにのって、頭部へと送られた栄養素は酸素とともに、毛乳頭細胞、そして毛母細胞へと送り届けられます。

こうして、毛母細胞での毛髪の生成に役立ちます。

さまざまなところで「頭皮の血流が大切」、と言われるのは、この栄養素を届ける役割を血流が担っているためです。

また、過度なストレスは交感神経という自律神経の働きを活発にします。交感神経が優位な状態となると、血管が収縮し頭皮の血流不足に陥りやすくなってしまいます。

ストレスが薄毛につながるのは、この交感神経の活性化による頭皮の血流不足が1つの理由です。

毛髪への栄養不足の対策

毛髪への栄養不足を防ぐためには、まず毛髪に良い栄養素を食事から摂取する必要があります。

タンパク質であれば、肉・魚・卵などに動物性タンパク質、納豆などの豆類に植物性タンパク質が含まれています。

ビタミンはレバーや豚肉、魚介類、植物脂などに含まれています。

亜鉛も含んでいる食品としては、レバーや牡蠣などが挙げられます。これらは、極々一部の食品であり、栄養バランスのとれた食生活が大切となります。

また、これらの栄養を頭皮へと届けるためには、血流を良くすることも欠かせません。

運動や入浴は全身の血行改善に効果的であり、頭皮の血流も良くしてくれます。

また、頭皮マッサージは頭皮自体の血行を直接的に改善するのに効果的です。

マッサージには、リラックス効果により副交感神経を優位にする副次的な作用も期待できます。

これはストレスによって活性化された交感神経の働きを抑制してくれます。また、血流をよくするための運動や入浴にもストレス発散やリラックスの効果も合わせて考えることができます。

薄毛・若はげにはさまざまな背景、原因がありますが、その対策というのは意外と共通しています。さまざまな原因の中で、自分に当てはまること、心当たりがあることから少しずつ改善していきましょう。

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