たまたま他人に撮ってもらった写真に写った自分の頭頂部。
頭皮の地肌が透けて見えると「はげてきたかも…」とドキッとしますが、意外とそれはただのつむじだったり。はげや薄毛はつむじ周辺から発生することが多いと言われているものの、実際にはつむじとはげを見分けるのはなかなか難しいもの。
ここでは、つむじとは?はげとは?の基本を解説するとともに、頭頂部にできるつむじはげの原因、その対策方法についてご説明します。
目次
1.そもそも“つむじ”って?
つむじとは、頭頂部付近にある毛髪の渦状の部分、医学的には「毛渦」と呼ばれる部分です。
つむじは生まれながらにして存在するもので、母親の胎内にいる胎児の段階、妊娠中期にはすでに形成されているものと考えられています。
胎児の体毛は、初めは頭部からおしりにかけて直線状に生え始めますが、その後、胎児の体の成長に伴って左右のどちらか斜めに傾いて毛が生えていくようになります。
この斜めの毛の流れを「毛流」と呼び、毛流の起点にあたるのがつむじなのです。
この毛流の向きは基本的に一生変わることが無く、また自身の毛流が左右のどちらになるかは遺伝的に決定されるものと考えられていますが、詳しいメカニズムはまだ解明されていません。
さらに胎児の間に頭皮の皮膚が新生する過程では、前頭部から頭頂部にかけて生成する過程と、左右側頭部から後頭部にかけて生成する過程があり、この2方向での皮膚の発生もつむじ生成の原因と考えられています。
なお、つむじの渦の方向は欧米人では右巻き(時計回り)が一般的であるのに対して、日本人では比較的左巻き(反時計回り)が多く、日本人の約半数が左巻きだと考えられています。このようにつむじの渦の方向は人種によって異なっているのです。
1-1.つむじ(毛渦)の役割
頭頂部につむじがあることで、私たちの身体にはさまざまな効能があると考えられています。
1つは出産の際、胎児が産道を通る時に頭部が回転しやすくなる点。
2つ目は頭髪が斜めに生えていることで、頭部への紫外線が頭皮に直接届くことを防ぐ役割を果たしている点が考えられます。
紫外線には細胞を破壊する作用があるため、これが直接頭皮に当たることを防ぐつむじには、頭皮のシミや老化を防いだり、脱毛を防止するといった働きがあると言えます。
さらに、つむじによる毛渦は頭部に水分や汚れが溜まることを防ぎ、スムーズに流れ落ちるようにする役割があり、頭皮環境を衛生的に保つためにも必要なものと考えられています。
1-2.つむじが2つある人も
つむじは1つ、というのが一般的ですが、中にはつむじが2つ、もしくは3つある人も。
日本人では全体の約91.5%が頭のつむじが1つなのですが、約7%ではつむじが2つ、約1.5%でつむじが3つあると言われています。
つむじが2つあることがよく知られている芸能人や有名スポーツ選手もおり、つむじが2つあることで特殊な才能をもたらすのではないかという話もありますが、統計的に明らかにされたものではありません。
2.なぜ人ははげる?
それでは、人はなぜはげるのでしょうか?
頭髪が薄毛になる、あるいは脱毛が生じるのにはさまざまな要因が考えられ、アレルギーなどの疾患や精神的ストレス、抗がん剤などの薬剤の副作用、遺伝的要因のほか、最も要因として多く考えられるのは加齢・老化によるものです。
2-1.加齢によるはげの発生メカニズムが明らかに!
2016年2月、日本医科歯科大学の研究チームが化学雑誌Scienceに「歳をとると毛が薄くなる仕組み」の研究結果を発表しました(http://www.tmd.ac.jp/press-release/20160205/)。
人間の身体は加齢とともに全体的に機能が低下し、また身体内の臓器が縮小するなどの老化現象が発生します。
皮膚や毛髪も同様で、加齢によって皮膚が薄くなったり、毛髪が細くなったりといった変化が生じることはすでに明らかになっています。
日本医科歯科大学の研究結果によると、加齢によって毛が薄くなる、つまり脱毛によってはげが起きるのは、毛包にある幹細胞が徐々に細胞分裂を行わなくなり、また毛髪を生み出す細胞へ分化する代わりに頭皮の角化細胞へと分化したのち、皮膚表面からフケ・垢として脱落していくことに原因があることを明らかにしました。
この毛包幹細胞の脱落が進行するとともに、毛包自体が矮小化(ミニチュア化)するため、生えてくる毛が細くなって失われていくことを実験的に証明したのです。
毛包とは、頭髪1本1本を包むように存在する頭皮の皮下にある組織を指しますが、血管と直接接することで血液を介して運ばれてくる栄養成分を摂取し、毛髪の生成に深く関与しています。
また幹細胞とは細胞分裂によって自己の細胞を複製・増殖したり、別の種類の細胞へと分化する能力をもった細胞で、毛包にある幹細胞は通常、毛髪を構成する細胞へと分化することでいわば「毛の素」として作用しているのです。
今回、マウスを使用した実験により、この毛包幹細胞が加齢とともに本来の働きを徐々に失い、毛髪が育たなくなるほか、毛包そのものが小さくなっていくことが確認されました。
逆に言えば、毛包幹細胞が正常に働きつづければ加齢によるはげを防止することも可能になることが期待されるため、この幹細胞に注目が集まっています。
2-2.加齢以外によるはげの発生メカニズム
加齢以外による脱毛・はげとしてよく知られているものの1つとして、抗がん剤の副作用によるものが挙げられます。
抗がん剤とは、細胞分裂による細胞の増殖を阻害し、がんの拡大を抑制する薬剤なのですが、がん細胞だけではなく正常な細胞の細胞分裂まで阻害してしまうのです。
毛髪は毛包部分にある毛母細胞の細胞分裂によって伸長するのですが、抗がん剤のためにこの毛母細胞の分裂が阻害されてしまい、新たに髪の毛が伸長せず脱毛が生じる結果、はげのような症状が引き起こされてしまうのです。
また、花粉症などと同様のアレルギー疾患の中にも、頭皮の部分でアレルギー反応を起こし、毛髪の伸長を阻害したり、毛包部分の組織を破壊することで薄毛やはげを引き起こす疾患があることが分かっています。
3.つむじ部分がはげてくる“つむじはげ”
つむじはげとは、つむじ部分を中心としてその周辺が徐々に薄毛になり、はげが広がっていくような症状で、その症状としては以下の3つに大別されると考えられます。
3-1.男性に多い、男性型脱毛症(AGA)
男性型脱毛症は、成人男性によくみられる頭頂部が広範囲に渡って薄毛になっていく症状で、別名「AGA」と呼ばれています。
男性型脱毛症(AGA)は、男性ホルモンである「テストステロン」から、5-αリダクターゼという酵素の作用によって「ジヒドロテストステロン」という物質に変換・生成されることが発症の原因と言われています。
ジヒドロテストステロンもまた男性ホルモンの一種なのですが、髪の毛の伸長サイクルを狂わせ、成長期の髪を退行期に変えてしまう作用をもつことが知られています。
このジヒドステロンが多量に生成されることが男性型脱毛症の原因であり、薄毛・はげの要因になっていると考えられています。
一般的に、男性ホルモンは骨や筋肉の生成にかかわり、「男らしさ」には欠かせないものの、毛髪の伸長に対しては逆の効果を発揮して強います。
また、男性型脱毛症には遺伝的要素が大きいとも言われますが、これはテストステロンや5-αリダクターゼ酵素などの分泌量が遺伝的要素で異なり、個人差があるためで、分泌量が多いと当然ジヒドステロンの産生量も増加するため男性型脱毛症を発症しやすくなると考えられます。
つまり、遺伝的要素とは言え、やはり原因はジヒドロテストステロンの産生量と考えられるのです。
また、男性型脱毛症であっても毛包細胞はあくまで正常な状態と考えられ、実際にイギリスの研究グループの発表によれば、男性の毛包細胞の一部を女性の腕に移植したところ、新たな毛包が形成され発毛まで観察されたとのこと。
つまり、テストステロンの分泌や5-αリダクターゼ酵素の働きを抑え、ジヒドテストステロンの産生を抑制すること男性型脱毛症を防ぐカギと考えられています。
3-2.女性に多い女性男性型脱毛症(FAGA)や牽引性脱毛症
AGAの女性版でもあるのが女性男性型脱毛症で、別名「FAGA」と呼ばれる症状です。
一般的な女性では、正常時には女性ホルモンの作用によりテストステロンなどの男性ホルモンが活性化しないよう抑制されています。
ところが何らかの要因でこれらのホルモンのバランスが崩れると、テストステロンからジヒドロテストロンへの変換が活性化されたり、そもそも育毛効果を持つ女性ホルモンが減少するなどして、薄毛やはげといった症状が生じる可能性があるのです。
これが女性に薄毛やはげをもたらす女性男性型脱毛症の原因と考えられています。
また、女性に多いのが髪の毛を強く引っ張り続けることでその部分から脱毛が始まる牽引性脱毛症。
毎日同じヘアスタイルで、同じところを強く縛っていると起こりやすい脱毛症で、つむじ部分を分け目としているとその部分から牽引性脱毛症を発症する可能性もあるため、注意が必要です。
3-3.円形脱毛症
10円玉くらいの大きさの円形にはげができる、髪の毛が抜け落ちてしまう「円形脱毛症」。
つむじ近くの頭頂部に発生し、つむじが突然大きくなったように見えることもあります。
この円形脱毛症の原因はいくつか考えられますが、その1つに自己免疫疾患があります。
自己免疫疾患とは、正常であれば反応を起こさないはずの体内にある物質に対して免疫反応が生じてしまうような疾患を言いますが、何らかのきっかけで毛根部分が異物であると免疫システムにみなされてしまい、免疫反応が発生してしまうというのが円形脱毛症の発症メカニズムの1つと考えられています。
毛根部分が自己免疫反応を通して攻撃されると、毛根付近で炎症反応が生じ、脱毛などの減少が引き起こされるのです。
一般に自己免疫疾患はストレスや疲れ、生活環境の急激な変化などによっても引き起こされるとされており、これらが原因となって突然円形脱毛症が発症するということも考えられるのです。
4.つむじ付近にできるはげ、“つむじはげ”が発生する原因
つむじ周辺が薄毛・はげになる“つむじはげ”の原因として考えられることは、一般的な脱毛・はげの要因と同様のことが考えられ、代表的な原因としては下記のような5点が挙げられます。
4-1.頭皮、髪へのダメージ・頭皮環境の悪化
頭皮や髪へのダメージや頭皮環境の悪化は、脱毛を促進したり、髪の毛を細らせたりなど、薄毛・はげの原因になりやすいものです。
毛髪は、毛髪の根元にあたる毛包部分にある毛乳頭細胞や毛母細胞が、頭皮近くの血管を流れる血液をから必要な栄養成分の供給を受けながら細胞分裂を繰り返し、伸長していきます。
物理的なダメージより毛包部分ごと髪の毛が脱落したり、あるいは頭皮環境が悪化して毛髪に必要な栄養素の供給が滞ることにより髪の毛が伸長できなくなったりといったことは、薄毛やはげの原因となり得るのです。
頭皮環境が悪化する要因にはさまざまなことが考えられますが、頭皮が不衛生な状態になることはそのうちの1つ。
毎日の洗髪はもちろん、衛生的な寝具を使用することなどが重要です。
枕などの寝具が不衛生であると、雑菌や有害物質により就寝中の新陳代謝を阻害してしまう可能性があるのです。
新陳代謝とは成長ホルモンが分泌され、古い細胞・組織に代わって新しい細胞・組織が新生することなどを指しますが、頭皮における新陳代謝が低下すると、当然ながら毛髪の伸長が抑制されてしまいます。
また、整髪料もその使用量によっては頭皮環境を悪化させる場合があります。過剰に整髪料を使用してしまうと、整髪料の一部が頭皮に付着、頭皮の毛穴を塞いでしまうことで正常な代謝が阻害される場合があるのです。
4-2.食生活の変化
動物性脂肪やタンパク質、あるいは糖分を過剰に含んだ食事が多くなると、頭皮における皮脂の分泌量が増えるなど、頭皮環境が変化してしまいます。
頭皮環境の変化は、頭皮付近の血行阻害などを引き起こし、毛髪の生成に必要な栄養素が行き渡らなくなった結果、毛髪伸長の抑制などを生じさせます。
このようにして食生活の変化、悪化は薄毛やはげの原因となり得るのです。
できるだけ栄養素の面で偏りが少ない食事を心がけることが重要ですが、暴飲暴食のように1食の食事量が極端に多くなることも皮脂の過剰分泌、それに伴う頭皮環境の悪化を引き起こす可能性があるため注意が必要です。
4-3.喫煙や飲み過ぎ
喫煙が薄毛やはげの原因となり得ることは、さまざまな雑誌やメディアでも取り上げられていますが、その背景にはいくつかのメカニズムが考えられます。
1つは喫煙により摂取されるニコチンが血管を収縮させ血行不良を引き起こし、それが頭皮における毛髪の伸長を妨げるというメカニズム。
また喫煙により男性ホルモンが増加、それによって男性型脱毛症と同様のメカニズムにより脱毛が促進されてしまうという影響も考えれます。
さらに、育毛効果のあるビタミンCが喫煙により破壊されてしまうということも薄毛やはげの原因となり得ます。
また喫煙と同様に注意が必要なのがアルコールの過剰摂取。
アルコールも過剰に摂取すると血管の収縮を引き起こす可能性があるほか、肝臓でのアルコール分解が追いつかなくなるとアセトアルデヒドという有害物質が血中を通して全身に運ばれてしまいます。
このアセトアルデヒドには、テストステロンからジヒドロテストステロンへの変換を促進する作用があるため、AGAと同様の症状を引き起こす恐れがあるのです。
4-4.ホルモンバランスの変化
男性型脱毛症(AGA)や女性男性型脱毛症(FAGA)のように、男性ホルモンと酵素の作用によって脱毛が引き起こされることが知られています。
通常時よりもホルモンのバランスが変化し、相対的に女性ホルモンが減少、男性ホルモンが増加するような場合に薄毛やはげといった症状に結びつきやすいと考えられます。
一般的にホルモンバランスの変化は、不規則な生活や精神的なストレスなどによって引き起こされ、また過度なダイエットや、女性の場合は出産前後や更年期などによっても生じると考えられています。
ホルモンバランスが変化してしまった場合は、食事内容を見直したり、生活リズムなどを整えるなどして、元の正常なホルモンバランスに近づけるような工夫が必要になります。
4-5.精神的ストレスや運動不足
生活習慣や生活リズムそのものが乱れたり悪化してしまうと、私たちの身体にはさまざまな悪影響が引き起こされます。
精神的なストレスはホルモンバランスに影響を与えるだけでなく、睡眠時間が不規則になったり、寝不足気味の生活が続くなど睡眠に悪影響を及ぼし、その結果、頭皮の新陳代謝が十分に行われず、毛髪が伸長抑制を引き起こす可能性があります。
またストレスによる血管の収縮、血行不良も薄毛やはげの原因となり得るため注意が必要です。
同様のことが慢性的に運動習慣の不足した生活にも言えます。
運動不足の状態では、一般に血行が悪くなり、全身の新陳代謝が低下、頭皮にも同様の悪影響が引き起こされると考えられています。
適度な運動は頭皮の血行を改善するほか、ストレスの発散にもつながることが期待できるので、運動習慣は薄毛やはげの対策として有効な手段の1つと言えそうです。
5.つむじとはげの見分け方
普段から自分のつむじがどの程度の大きさで、どのような形状をしているかを把握しておくと、つむじかはげかの見分けが付きやすいようです。
逆に普段、自分のつむじがどんな状態かを把握できていないと、ぱっと見ただけではつむじなのか、はげなのかを判断するのは難しいそう。
「つむじが大きくなって、はげてきているのかも」と感じたら、定期的に自分の頭頂部を撮影するなどしてつむじが大きくなっていないか観察してみるのが良さそうです。
大きさに変化が無ければ特に薄毛・はげの心配をする必要は無さそうですが、徐々につむじ部分が広がっているようであれば注意が必要と考えられます。
6.つむじはげを防ぐには?
できるだけ規則正しく生活習慣、特にバランスの良い食生活について留意することが、薄毛・はげの防止に効果的。
また、ストレスが溜まってきたときの解消方法などを自分なりに身に付けておくことは、抜け毛やはげの予防にも良いと考えられます。
ここでは頭皮環境を良い状態に保ち、つむじはげを予防するための対策として3つご紹介します。
6-1.ブラッシングやヘアスタイルを工夫する
つむじ部分のブラッシングするなど、頭皮を刺激して血行を促進することは、薄毛やはげ防止の第一歩。
ただし、できるだけ毛流に沿った形で、あまり強く力をいれずにブラッシングすることが重要です。
特に女性の場合は、毎日同じ部分で髪を分けていると牽引性脱毛症を引き起こす可能性があるため、ヘアスタイルを定期的に変えるなどの工夫は薄毛防止に効果がありそうです。
また男性の場合は短髪にしてみることも薄毛・はげの予防に繋がりそうです。
短髪にすることで頭皮に汚れが溜まりにくくなる、シャンプー後も髪が乾きやすく衛生的などのメリットがあり、短髪の方が頭皮環境を良い状態に保つ効果があると考えられるのです。
6-2.頭皮を衛生的な状態に保つ&頭皮の血行を促進するマッサージ
頭皮を衛生的な状態に保ち、毛髪にとって理想的な状態を維持するために欠かせないのが毎日のシャンプー・洗髪。
いくら1日に1度シャンプーで洗髪をしていても、表面的な洗浄にとどまって頭皮まで十分に洗浄できていないと、気づかないままに不衛生な頭皮となっていることも。
頭皮に溜まった古い皮脂や角質を毎日しっかり洗い流すことが、はげや薄毛を防止する第一歩。
また、頭皮付近の血行を高めるマッサージも有効です。頭頂部の薄毛・はげが気になる箇所を中心に、マッサージで頭皮を刺激し、血行を促進させましょう。爪で頭皮を傷つけてしまっては頭皮環境にとって逆効果なので、指の腹を使って優しくマッサージを行うことが重要です。
短時間でできるだけ頭皮までキレイにするなら、シャンプーブラシを利用することもおすすめ。
指だけでは洗い流しにくい毛穴に詰まった汚れも、ブラシの利用によって効果的に取り除くことを期待できるほか、マッサージ効果によって頭皮部分の血行を促進、頭皮の新陳代謝を促す働きも期待できそうです。
ただし、ブラシの材質によっては頭皮を傷つけてしまうこともあるため注意が必要です。
6-3.頭髪に良い食事
毛髪の伸長に必要な栄養成分が十分に供給されるよう、バランスの良い食事を心がけることが重要です。
特に動物性の脂肪やタンパク質を含む肉類、揚げ物などに偏った食事は、頭皮環境を悪化させてしまうため注意が必要です。
また男性型脱毛症の要因となるようなホルモンバランスの変化を防ぐためには、体内で女性ホルモンと同様の作用をするイソフラボンを含む食品を積極的に摂取することも効果的です。
納豆、豆腐、味噌などの大豆製品がその代表格。
ほかにも、女性ホルモンそのものの分泌を促し、育毛作用のあるビタミンB6を豊富に含む、にんにく、鮪や鰹などの魚類全般、レバー、また血行促進作用のあるビタミンEを含む筋子やいくらなどの魚卵類、かぼちゃ、大根の葉なども頭髪に良い食品と言えます。
つむじやはげについての基礎知識、つむじはげの原因やその対策について紹介させていただきました。
薄毛やはげを防ぐためには良い生活習慣が大切です。
また普段から自分のつむじの状態を把握しておくことも重要ですね。
まずは、自分のつむじをしっかり観察してみることから始めてみませんか?