AGA

頭頂部の薄毛を招く2つの原因とその対策方法

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頭頂部の薄毛の原因と通常のヘアサイクル

若はげ、年齢とともに薄くなっていく頭髪、いくつになっても頭頂部の薄毛は気になりますよね。

この薄毛の対策を考えるためには、その原因を知ることが必要です。薄毛は、どうして起こるのでしょうか。また、薄毛に対してできることはないのでしょうか。

髪の毛の成長に関わる細胞

そもそも髪の毛というのは、通常はどのように成長していくのでしょうか。まずはそこから考えてみましょう。

髪の毛を良い状態に保つため、そして薄毛や若はげを防ぐためには、頭皮の状態を良くすることが大切だという話を耳にすることが多いでしょう。

この頭皮とは、その漢字の通り、頭の部分の皮膚のことを指しています。皮膚には表面にある表皮とその深層にある真皮があり、髪の毛は頭皮の真皮の部分から生えています。

この真皮にある毛包という球形の部分に髪の毛の根元である毛根は包まれています。

皮膚の中にある毛根の先端は、球根のように膨らんだ形をしており、この部分を毛球と呼びます。毛球の中心には毛乳頭細胞という細胞があり、この毛乳頭細胞に周りの血管から栄養が供給されることで髪の毛は成長していきます。実際に髪の毛となる細胞を生み出していくのは、毛球の中にある毛母細胞という細胞となります。

ヘアサイクルとは

これらの細胞の働きによって、私たちの髪の毛は成長をしていきます。

新しい髪の毛は、成長をして太く、長くなっていきいずれは抜け落ちます。髪の毛が伸びて抜けて、また生える、髪の毛1本1本がそれぞれ決まった周期でこの流れを繰り返しています。この繰り返しがヘアサイクルと呼ばれる成長の周期です。

前の髪の毛が抜けた後、新たに生えた髪の毛の成長が始まります。成長期と呼ばれるこの期間は髪の毛が最も成長し、伸びていく時期です。

この成長期を終えると、太く成長した毛球の退行が始まります。退行期と呼ばれるこの時期は、毛根部分を包んでいる毛包が縮むことで髪の毛がどんどん皮膚から押し上げられていきます。この期間は髪の毛が成長しているわけではありません。そして、やがて毛球が完全に退化してしまい、休止期と呼ばれる時期になると、髪の毛は自然に抜けていくのです。

すべての髪の毛が同じタイミングで成長期、退行期、休止期を迎えるわけではありません。そのため、髪の1本1本で、このヘアサイクルが繰り返されながら、日々髪の毛は抜け落ち、生え変わっているのです。

2つの側面から見る頭頂部の薄毛の原因

髪の毛を生み出す細胞が正常に働き、通常のヘアサイクルが保たれていれば薄毛や若はげは起こりません。

つまり、薄毛にはどこかしらの細胞の働きやヘアサイクルの周期に問題が起こっていると考えられます。ここからは、頭頂部の薄毛や若はげの原因となっている要因を、男性ホルモンによる影響と頭皮の血流悪化の2つの側面から考えてみましょう。

男性ホルモンが関与する男性型脱毛症(AGA)

まずは、男性ホルモンの影響による薄毛について考えてみましょう。

男性ホルモンが強いとはげやすい、体毛が濃いと薄毛になりやすいといわれていますが、男性ホルモンと関わりが深いタイプの薄毛は、男性型脱毛症(AGA)と呼ばれています。

男性型脱毛症(AGA)とは

男性ホルモンが関与することで頭頂部の薄毛や若はげの原因の1つとなるのが、AGA(Androgenetic Alopecia)という脱毛症です。AGAは男性型脱毛症とも呼ばれ、思春期以降の成人男性の薄毛の原因としてよく知られています。

AGAではホルモンバランスが大きく変化する思春期を終えた以降に薄毛の症状が始まります。早ければ思春期を終えたすぐ後の頃から、額の生え際や頭頂部の薄毛が始まっていきます。

AGAによる薄毛の進行にはいくつかのタイプに分けられます。額の生え際からハゲ始めて徐々に後退していくタイプ、頭頂部から薄くなっていくタイプ、額の生え際と頭頂部の双方から薄毛が進行していく混合タイプがあります。また、生え際から薄毛が始まるタイプにも、額の中心から症状が進行していく場合と、額の両サイドからM字型に進行していく場合があります。

AGAの進行と年齢

AGAは思春期以降に現れるため、早ければ20~30代に発症し、若はげの要因ともなります。

また、一般に薄毛は年齢を重ねるほど、悩みを抱える人が多くなるという印象ではないでしょうか。これは、AGAにも当てはまります。特に日本人であれば、20代後半から30代にかけて薄毛の症状が始まり出し、40代、50代と徐々に進行を続けていくパターンが多いとされています。

少し古いデータにはなりますが、日本皮膚科学会によるガイドラインにおいては、日本人男性のAGA発症頻度は約30%とされています。

これを年齢別の発症頻度でみた場合、20代の発症頻度が約10%、30代では約20%となります。つまり、10人に1~2人の割合で20代、30代でAGAが発症しているということであり、統計学的にも若はげの要因であることが明らかとなっています。また先程述べた通り、40代の発症頻度は約30%、50代以降では40%以上と年齢が高まるとともにその発症頻度も増加していきます。

男性型脱毛症(AGA)による薄毛とは

AGAによる薄毛は、その髪の毛の本数自体が減っていることだけが問題ではありません。実は、髪の毛1本1本が細く、柔らかくなっていってしまっているのです。

ヘアサイクルにおいて、正常な髪の毛は2~6年の成長期、2週間程度の退行期、3~4カ月の休止期のサイクルを辿ると説明しました。この数年間にわたる成長期で、髪の毛は太くしっかりとした硬毛へと成長をとげます。

一方、AGAでは、男性ホルモンの影響によって、このヘアサイクルにおける成長期の部分が著しく短くなってしまいます。AGAでは成長期が数ヶ月~1年にまで短縮と言われています。

そのため、それぞれの髪の毛が十分に成長できないままに、退行期、移行期へと移ってしまい、うぶ毛のような軟毛が増えていきます。こうして、十分に成長しきれていない細い髪の毛が増えていくことで、髪の毛の間の隙間が大きくなり、全体として薄毛が目立ってしまいます。

男性型脱毛症(AGA)の原因

AGAの発症には、遺伝と男性ホルモンが大きく関わっています。特に、ジヒドロテストステロン(DHT)と呼ばれる男性ホルモンがヘアサイクルにおける成長期短縮の原因となると考えられています。

テストステロン

ジヒドロテストステロンを産生し、AGAの原因となるのが、男性ホルモンの1つであるテストステロンです。

本来、男性ホルモンは骨や筋肉の発達を促し、体つきを良くするなど、男らしい身体付きへと変化させる方向に作用します。そのため、髭や胸毛といった体毛に対しても、男性ホルモンは毛を濃くするように働きます。

ただし、前頭部や頭頂部にある男性ホルモン感受性毛包という受容体に対しては、反対に毛髪の成長をストップさせる効果をもたらしてしまうのです。

生えてほしいところには生えないという、体毛に対してとは真逆の作用をもたらしてしまうのが難しいところです。髭や胸毛など、体毛が濃い人ほど薄毛になりやすいというのは、どちらも男性ホルモンが強く作用することで生じる現象であるためです。

ただし、テストステロンはそのままの状態で髪の毛に作用するわけではありません。

5αリダクターゼ

AGAには、この男性ホルモンであるテストステロンがさらに活性化されたジヒドロテストステロンという形になることで引き起こされます。テストステロンに5αリダクターゼという酵素が作用することで、ジヒドロテストステロン(DHT)というより強力な軟毛化作用を引き起こす物質へと変化します。

5αリダクターゼには、Ⅰ型5αリダクターゼとⅡ型5αリダクターゼの2つのタイプがあります。

このうちⅡ型αリダクターゼのほうがより強力なジヒドロテストステロンを生成すると考えられています。AGAにより薄毛になりやすい頭頂部、前頭部にはタイプⅡの5αリダクターゼが主に存在しており、そのために強力なジヒドロテストステロンによる影響を受けやすくなります。

現在の研究では、5αリダクターゼの分泌量は遺伝により影響すると考えられています。つまり、薄毛が遺伝しやすいというのは、5αリダクターゼの分泌量が多いことが遺伝していると言えるでしょう。

また、この5αリダクターゼの活性がある遺伝子は優性遺伝子であることもわかっています。そのため、お父さんかお母さん、どちらかに5αリダクターゼ活性がある遺伝子があれば、その性質が遺伝していくということになります。

ジヒドロテストステロン(DHT)

こうして、テストステロンに5αリダクターゼが作用することで生成されたジヒドロテストステロンが最終的に毛髪へと影響を及ぼします。

Ⅱ型5αリダクターゼによって変換されたⅡ型ジヒドロテストステロンは前頭部や頭頂部の男性ホルモン感受性毛包をターゲットとして作用します。具体的には、毛乳頭細胞にある男性ホルモン受容体という部分が標的器官となります。

この受容体にⅡ型ジヒドロテストステロンが結合することで、毛髪の成長を止めるタンパク質が生成されるようになり、ヘアサイクルにおける成長期短縮が引き起こされます。

Ⅱ型ジヒドロテストステロンが結合した前頭部、頭頂部の男性ホルモン受容体で誘導されるものとしては、TGF-β1というタンパク質が代表的なものと考えられています。

TGF-β1とは細胞の増殖に関与するとされるサイトカインの1つであり、その主たる作用は細胞増殖の抑制です。このTGF-β1によって毛母細胞の増殖が抑制されることで、毛髪の成長サイクルの短縮が生じてしまうのです。

ちなみに、髭や胸毛であれば、ジヒドロテストステロンが結合した男性ホルモン受容体が細胞成長因子を誘導し、反対に成長期を延長させていきます。

男性型脱毛症(AGA)の対策方法

現在、AGAに対する治療法として細胞増殖を抑制するTGF-β1をコントロールする術は確立されていません。つまり、AGA対策の根幹は前頭部、頭頂部の男性ホルモン受容体に作用するジヒドロテストステロン自体を減少させることを目的とします。

男性型脱毛症(AGA)の治療薬フィナステリド

AGAの治療薬として使用されているのがフィナステリドというお薬です。これは、テストステロンをジヒドロテストステロンに変換する5αリダクターゼの働きを抑制させる効果を持ちます。

フィナステリドの使用開始時の副作用として、初期脱毛というものが挙げられます。飲み始めた最初の1~2カ月ほどに起こりやすいこの症状は、成長が不十分な毛髪が抜け落ちているために起こります。これは、新しく強い髪の毛に生え変わるために必要な段階であります。

現在のところは、フィナステリドのようなAGA治療薬は保険診療の適用範囲外となっています。これは、美容整形などの見た目を良くする治療・処置と同じです。フィナステリドの処方も自由診療となるため、実は価格帯もクリニックによって様々です。長く使い続けるのであれば、どこで薬を出してもらうのか、ということについても検討した方が良いでしょう。

食習慣の改善

AGAの対策は、フィナステリドのような治療薬しかないというわけではありません。

治療薬ほどの効果は期待できませんが、普段の生活の中にもジヒドロテストステロンを抑える工夫があります。その代表的なものが食習慣の改善でしょう。

食習慣の改善は、治療薬につきものである副作用の心配がいらない手軽な対策方法でもあります。また、医療機関を受診することなく始めることができ、費用も気にする必要もありません。

例えば、納豆や豆腐などの大豆を使った食品は5αリダクターゼの作用を阻害する働きがあるとされています。また、牛肉やレバーなどに含まれる亜鉛にも5αリダクターゼの阻害効果があると言われています。加えてビタミンB6は、亜鉛の吸収を促進してくれる栄養素であるため、間接的にジヒドロテストステロンの抑制に有効であるといえます。

ただし、亜鉛の効果については注意すべき点もあります。必須ミネラルとして毛髪を成長させるために、亜鉛が効果的であるという話を聞くことも多いでしょう。

しかし、最近の研究では亜鉛の過剰摂取は男性ホルモンであるテストステロンの量を増やしすぎてしまい、かえってジヒドロテストステロンも増えてしてしまうという結果も得られています。亜鉛不足が薄毛の原因となることは広く知られていますが、その摂り過ぎにも気をつけましょう。

生活習慣の改善

食習慣の改善のほかに、生活習慣の改善もAGAの対策として考えることができます。例えば、運動によって汗をかくこと、水分補給によって尿量を増やすことは、体内の水分を体外に出すとともにジヒドロテストステロンの排出につながります。

頭皮の血流低下による薄毛

AGAともう1つ、頭皮の血流低下についても考えてみましょう。頭頂部の薄毛や若はげには頭皮の血流が低下していることも深く関与しています。薄毛を防ぐには頭皮の血流が大切となる・・・これは聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。

血液の役割

私たちの身体の隅々まで流れている血液、そこにはいくつかの役割があります。その役割は輸送機能、生体防御機能、体温調節機能、血管閉鎖機能、緩衝機能などと呼ばれています。これらの血液の役割のうち、薄毛や若はげに影響しているのが、輸送機能です。

輸送機能とは、身体の中のそれぞれの細胞に酸素と栄養素を送り届け、反対に細胞から二酸化炭素と代謝産物を受け取る機能のことです。呼吸によって得た酸素、食事から摂取した栄養素をそれぞれの細胞に送り届けるのは、この血液の役割が不可欠です。すべての細胞は酸素と栄養素を受け取ることで活動しており、これは髪の毛も例外ではありません。

髪の毛に必要な栄養素

では、血液の働きによって髪の毛にはどのような栄養素が送られているのでしょうか。

髪の毛に最も大切となる栄養素は、まずタンパク質です。タンパク質は人の身体を構成している中で、2番目に多い栄養素であり、髪の毛にいたってはその約99%がタンパク質からできています。髪の毛のタンパク質はケラチンタンパク質と呼ばれ、爪や皮膚と同じ種類のタンパク質です。

髪の毛の生成に次に大切となるのが、ビタミンです。細胞の活性化を促し、頭皮の乾燥を防ぐなど、ビタミンは髪のためには欠かせない栄養素です。例えば、ビタミンB6はケラチンタンパク質の構成を促進し、髪の毛を成長させるのに大切な役割を果たします。

また、ビタミンB6は食事により摂取したタンパク質の吸収を高めてくれるため、必要な栄養素の摂取においても相乗効果を発揮します。ビタミンAには新陳代謝促進や頭皮の乾燥を防ぐ効果、ビタミンB2には新陳代謝促進と皮脂の過剰分泌抑制効果が期待できます。また、ビタミンEは頭皮の血流を促進する効果もあります。

そして、最後に欠かせない栄養素がミネラルです。代表的なものが亜鉛です。亜鉛は、摂取したタンパク質を髪の毛へと合成するときに必要となる栄養素です。現代人において、特に不足しやすい栄養素でもあり、せっかくタンパク質を十分にとっていても亜鉛が不足していては質の良い髪の毛が生成できません。

これらの栄養素が血液に乗って、それぞれの髪の毛を生成する細胞へと届けられるのです。

栄養素の運搬と髪の毛の成長

せっかく十分な栄養素をとっていても、それが髪の毛の細胞にまで行き届かなければ意味がありません。そこで、頭皮への血流が良い状態で保たれていることが大切となるのです。

髪の毛の根元は、毛球といい球根のような形になっていることは最初に説明をしました。この毛球の中心にある毛乳頭細胞が多数の血管を含んでおり、そこからそれぞれの成長する毛へと栄養素を送っています。この毛乳頭細胞から栄養素を受け取り、実際に髪の毛を生成していくのは、毛球の中にある毛母細胞です。

栄養や酸素を受け取った毛母細胞は細胞分裂を繰り返すことで、毛髪を作っていきます。この分裂した毛母細胞が徐々に角質化していくことで、それが新たな毛髪となります。こうして、根元の部分で毛母細胞が細胞分裂と角質化を繰り返し、毛髪をところてんのように上へと押し上げていくのです。

頭皮の毛細血管の血流低下は、この毛母細胞の働きを弱めることで頭頂部の薄毛・若はげにつながってしまいます。

頭皮の血流低下の原因と薄毛の対策

毛母細胞へと栄養素を届けるために、頭皮の血流が悪化しているのであれば、その改善が求められます。

つまり、頭皮の血流が低下による頭頂部の薄毛・若はげに対しては、血流を良くすることが直接の対策となります。頭皮の血流低下を引き起こしている原因があれば、それ自体を解消しておく必要もあります。

治療薬ミノキシジル

薄毛の治療薬であるミノキシジルというお薬には、頭皮の血流改善効果が期待できます。

この治療薬は、血管平滑筋という血管収縮を促す組織を弛緩させることで、血管拡張・血流改善を促します。元々は、この作用による降圧剤として開発された薬であり、この作用によって頭皮の血流改善が期待できます。

また、近年ではこのミノキシジルに直接、毛母細胞の活性化を促す作用があることが分かってきました。ミノキシジルは血流の改善による毛母細胞への栄養供給と、毛母細胞自体の活性化の2つの側面からの効果が期待できます。

ミノキシジルもフィナステリドと同様に保険診療での適用範囲からは外れています。こちらも自由診療での価格設定となっていることには気をつけましょう。

頭皮マッサージ

誰でも手軽に行える血流改善の方法としては、頭皮マッサージがあります。

よく知られている通り、頭皮全体をマッサージすることで毛細血管の血流を良くします。それぞれの指の腹をあて、頭皮全体を優しくマッサージしていきましょう。

お風呂上がりのような血行が良くなっているときに行うと、より効果的です。また、可能であれば、誰か他の人にしてもらうのが良いでしょう。

自分で腕を挙げて力を入れるということは、肩周りから首回りの筋肉が弛緩していない状態になります。脱力して、リラックスした状態で、頭皮マッサージを行ってもらうと、より良い効果が期待できます。

また、心臓から駆出された血液は、首回りを通って頭皮の毛細血管へと届きます。そのため、首回りの筋肉のコリにも気をつけましょう。

硬くなった筋肉は肥大化し、血管を圧迫することで血流を低下させます。これももちろん頭皮の血流低下を引き起こす原因となります。頭皮だけなく、後頭部から首、肩周りにかけての筋肉もほぐしておくと良いでしょう。

ストレス解消

精神的なストレスは自律神経系を乱すことで、血流の悪化につながります。仕事や普段の生活の中でたまったストレスを解消する手段を見つけておくと良いでしょう。

趣味に思い切り没頭し、気分をリフレッシュすることも薄毛対策となるのです。

特に、薄毛や若はげの悩みは、周りからどう思われているのかを考えてしまったり、抜けている髪の毛を気にしすぎたりと、精神的なストレスを感じやすいです。気にするな、とうのも難しい話かもしれませんが、神経質になりすぎることが自律神経系の乱れにつながってしまうということも知っておきましょう。

睡眠習慣、運動習慣、飲酒・喫煙習慣の改善

睡眠不足や運動不足といった不摂生な生活習慣も、血管径が狭くなることで頭皮への血流低下につながってしまいます。

身体全体の健康のためにも言えることですが、たっぷり休養をとって、適度な運動をすることが髪の毛のためにも大切です。

特に運動は、血管内皮機能の改善などによって身体全体の血行を良くしてくれます。ランニングやウォーキングなど、全身持久性運動がおすすめです。ただし、運動後の汗はお風呂やシャワーでしっかり流しておきましょう。

また、睡眠不足や運動不足がストレスの原因となることは、誰もが知るところでしょう。十分な睡眠や運動はストレス解消にも役立ちます。

飲酒も適度な量に、喫煙はできれば辞めた方が良いでしょう。喫煙は血管内皮機能の悪化や動脈硬化を促進させることが明らかであり、血行を悪くする原因になります。また、喫煙による活性酵素を取り除くために、髪のために大切な亜鉛を消費することにもなります。これは、飲酒も同様であり、肝臓でのアルコール分解時に亜鉛を消費してしまいます。

食習慣の改善

最後は、食習慣の改善です。脂肪やコレステロールをたっぷり含んだあぶらっこい食生活は動脈硬化を促進し、血流を悪化させていきます。栄養素の偏った食事を続けていると、血液がドロドロになり、血流もどんどん悪くなっていきます。

反対にイワシやサバなどの青魚にはEPA、DHAなどの成分が含まれており、これらは血液をサラサラにすることで血流を良くしてくれます。また、緑黄色野菜や海藻類には中性脂肪やコレステロールを減らしてくれる効果があります。その他、玉ねぎや長ネギ、ニンニクなども血流を良くするサポートをしてくれます。

飲み物であれば、できるだけ冷たい飲み物よりも暖かい飲み物をオススメします。また、コーヒーや緑茶に含まれるカフェインにも血流を良くしてくれる作用が隠されています。生姜湯や黒酢なども血液のめぐりを保つのに良いでしょう。

また、いくら血流を良くしても、それぞれの栄養素自体が不足していては意味がありません。タンパク質にビタミン、亜鉛もしっかりと摂取するように意識しましょう。

薄毛の原因を理解し、適切な対策を

いかがでしたでしょうか。

男性型脱毛症であるAGAと頭皮の血流低下・栄養不十分による薄毛の原因と対策について、ご紹介してきました。一口に薄毛と言っても、そこには様々な背景があります。その原因を理解し、適切な対策をとりましょう。一度にすべてを取り入れる必要はありません。まずは、自分にできることから少しずつ取り組んでみるのはいかがでしょうか。