agaの薬

プロペシアのジェネリックって効果ある?危険性は?

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医師が処方するAGA治療薬のプロペシア。このプロペシアのジェネリック医薬品が発売されていますが、はたして効果はあるのでしょうか?
 

AGA(エージーエー)について

AGAとは

AGAとは男性型脱毛症を表す言葉です。成人男性の薄毛の症状です。
前髪の生え際のところや頭頂部の髪が薄くなって、ゆっくりと進行していきます。

ヘアサイクルってなに?

髪は毛包から生え、硬毛に成長し、また抜けて同じ毛包から新しい髪が生えてくる、というサイクルを繰り返しています。
これをヘアサイクルと呼び、休止期、成長期、退行期を繰り返します

AGAになる原因

AGAになると普通だと、2年から6年ある成長期が短くなり、髪が硬毛に育つ前に退行期へ移行してしまいます
このため短く細い軟毛が増え、薄毛が進行していきます
ヘアサイクルの成長期を短くする指示を出しているのはDHTです。
男性ホルモンのテストステロンから変更されてできる物質で、AGAの原因物質と考えられています。

脱毛予防するには

脱毛予防するためにはバランスの良い食事をとり睡眠をしっかりとるようにしましょう
髪はタンパク質やミネラルでてきているため、タンパク質やミネラルを含む食品を積極的に摂取するよう心掛けると良いです。
また喫煙は頭皮の血流を悪化させることから、髪の成長を妨げるので控えめにすることをお勧めいたします。

プロペシアについて

プロペシアとは

プロペシアは、世界で初めての医師が処方するAGA治療薬です。米国メルク社で開発され、現在では世界60カ国で承認されています。
日本では 2005年12月に、MSD社から発売されました。男性における男性型脱毛症の進行遅延に効果があります
作用機序は、男性ホルモンのテストステロンがDHTに返還される時に作用する、5α還元酵素Ⅱ型を阻害することにより効果を現します。
用法は、成人男性には0.2mgを1日1回経口投与です。必要に応じて適宜増減できますが、1日1mgを上限としています。

もともとは前立腺肥大の薬

プロペシアは、もともと米国で前立腺肥大症の治療薬プロスカー5mgとして、発売されていました。
プロスカーを服用した患者さんの中に発毛、多毛の副作用が表れたため、今度は発毛に着目して開発し発売されたのがプロペシアです。
同じ有効成分なのですが、プロスカーはフィナステリド5mgであるのに対し、プロペシアはフィナステリド1mgで服用します。

プロペシアのジェネリックについて

日本でのプロペシアのジェネリック

プロペシアは、日本で既に厚生労働省の認可を受けた、ジェネリック医薬品が発売されています
2015年ファイザー社のジェネリック発売を皮切りに、サワイ、トーワ、クラシエから発売されています。
ジェネリック医薬品とは、通常は先発メーカーの薬の特許が切れた後に、他の会社が先発品をまねて作る有効成分が同じお薬のこと、をいいます。
ジェネリックは開発費などが省かれているため、先発品より安く発売されています
ところが、プロペシアはメルク社の特許が切れる前に、日本でジェネリックが発売されました。
経緯は明らかでありませんが、これは異例のことです。

薬の特許について

薬の特許には、物質特許、用途特許、製法特許などいくつかの特許があります。
もっとも重要な特許は物質特許で、有効成分そのものに与えられる特許のことです。
プロペシアで説明すると、米国メルク社のプロペシアの特許が切れるまでは、有効成分であるフィナステリドを使ったあらゆる用途の、あらゆる製法で製造された製品は作れないということです。
通常ですと物質特許が切れるまで、ジェネリック薬品は作れません。
このため2015年4月、プロペシア特許切れの前にファイザー社からジェネリック医薬品が発売されたことは異例であり、業界で話題となりました。

インド製のフィナステリド製品

インドでは、2005年まで物質特許が認められていませんでした。
このため、プロペシアの特許期間中でもフィナステリド製品を作ることが許されており、フィンペシアやフィナロなど多くのフィナステリド製品が作られました。
インド製のフィナステリド製品も、プロペシアのジェネリックとお思いの方もおられると思います。
しかし日本国内では、インド製のフィナステリド製品は厚生労働省の認可を受けていないため、正式なジェネリックとしては認められていません
インド製フィナステリド製品を日本で使うことは、個人輸入に当たります。
AGA治療は自由診療です。フィナステリド製品は、保険のきかない自由診療薬です。
このため、少しでも安い個人輸入の入手を検討されている方は、多くいらっしゃるのではないでしょうか。
しかしこれは危険なことなのです。

個人輸入の危険

日本の厚生労働省で認可された医薬品で健康被害が起こった場合、公的救済制度があります。
しかし海外医薬品を個人輸入して健康被害が起こった場合は、救済されません
フィナステリド製品は偽物も多く出回っており、安全性を保証されていません
安いからといって安易に個人輸入することはお勧めできません。
必ず医師の指示に従い、日本で認可された処方薬を服用するようにしましょう。

日本で発売されているジェネリックの効果、安全性

日本で発売されているフィナステリド製品の効能効果は、ほぼプロペシアと同等とされています。
ジェネリックは認可の際に、製品の安定性と生物学的同一性を示すデータの提示が求められます。
副作用頻度が明確になる調査は実施されていないのですが、副作用もほぼプロペシアと同等とみなされます。

プロペシア服用の注意点

服用の際に気をつけること


1、プロペシアは男性のみ服用ができるお薬です。女性や小児は服用をしないようにして下さい。
  妊娠している方は絶対に服用してはいけません。
  また錠剤を割ったり砕いたりして、プロペシアの有効成分に触ってはいけません。
  有効成分が体内に吸収されてしまった場合、
  男の子の胎児の生殖器に異常が出るおそれがあります。

2、プロペシアは肝臓で代謝されるお薬です。
  肝臓に負担がかかることがありますので、
  肝機能障害のある人は必ず医師に相談してください。

3、前立腺がん等の検査を受ける予定のある人は、
  検査の前に必ず医師にプロペシアを服用していることを伝えるようにして下さい。
  プロペシアは、前立腺がん等で測定するPSA値を低下させることが知られています。

4、直近1ヶ月以内にプロペシアを服用している人は、献血をすることができません。
  これはプロペシアを服用した人から、
  献血した血液が妊婦の体内に輸血されるのを防ぐためです。

プロペシアの副作用

主な副作用は性欲減退と勃起不全です。

プロペシア服用の効果判定

プロペシアの効果が確認できるには、少なくとも6か月以上の服用が必要です。
6か月以上服用しても、脱毛が少なくなったことが感じられない時は、医師に相談するようにしましょう。

塗り薬の育毛剤との併用について

MSD社によると、プロペシアを服用しながら塗り薬の育毛剤・発毛剤を同時に使用しても、問題が起こったことは今までないとのことです。

薬の飲みあわせや服用時間帯について

プロペシア服用で、併用が問題になるお薬は今のところありませんが、薬の効き方には個人差があるため、服用中に異変を感じた場合は、早めに医師に相談するようにして下さい。
プロペシアは、食事の影響を受けませんので、1日のうちのいつでも服用することができます
薬の血中濃度を一定に保つためには、毎日決まった時間に服用するようにしましょう。

プロペシアの服用をやめると…

プロペシアを服用して薄毛の状態が改善していても、服用途中でやめるとまた薄毛が進行していきます
治療したい場合は、薬を飲み続ける必要があります

まとめ

プロペシアは世界初の医師が処方するAGA治療薬であり、AGAの患者さんに待ち望まれていたお薬です。
日本で正式に認可されているジェネリックも、ほぼ同等の効果を有しています。
毎日服用し続けなければならない薬ですので、プロペシアより安価な日本製ジェネリックは、AGAに悩む方を経済面で支えてくれるといえるでしょう。
入手するときは、プロペシアや日本製ジェネリックを処方してもらえる医院でカウンセリングを受け、正しく服用するようにしましょう