植毛

自毛植毛は危険!?失敗しない自毛植毛のコツ

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「自毛植毛は安全」というのは嘘?

植毛にも種類がある?

「様々な育毛法を試したが、髪の毛が生えなかった」という人や、「一刻も早く薄毛を治療したい」という人などに用いられる薄毛治療方法に「植毛」というものがあります。

植毛は、その名前の通り髪の毛の生えていない頭皮に新たに髪の毛を植えつける方法を指します。カツラを被るよりも自然に髪の毛を増やすことができるので、近年注目が高まっている薄毛治療方法のひとつです。

一言で植毛といっても、大きく分けて2種類の植毛の方法があります。

一つが人工毛植毛、もう一つは自毛植毛です。

人工毛植毛は、人工的に作った髪の毛(人工毛)を頭皮に植えつける方法で、自毛植毛は元々自分の頭皮に生えている髪の毛を、髪の毛の生えていない部分に移植するという方法です。

自毛植毛は、もともとは医療現場で、事故などによって頭髪を失ってしまった方を治療する目的で生まれたものですが、最近ではこの方法が応用され、薄毛の方の治療方法としても使われるようになっています。

自毛植毛とは

自毛植毛のメリットは、「安全性が高い」「仕上がりが自然になる」「メンテナンスが簡単」などがあります。自分の髪の毛を移動させるだけなので、その人特有の髪の毛の色や柔らかさなども同じです。

そして驚くことに、一度その髪の毛が頭皮に定着すれば、そこからはずっと髪の毛は生え続け、毛細血管から栄養を吸収し伸びるようにもなります。

元々が自分の細胞からできた髪の毛なので、定着させることさえできれば、半永久的にそれは自分の髪の毛となるのです。

もちろん植毛から少しの時間は必要ですが、カラーを入れることもできますし、パーマをあてることもできます。人工毛植毛のようなメンテナンスがほとんど必要ないということも嬉しい要素ですね。

また、もともとは自分の細胞ですので、拒絶反応もありません。人工毛植毛による拒絶反応は作用が重篤なものもありますので、この安全性の高さは大きなメリットです。

ただ、自毛植毛のデメリットとして気にしておきたいのは、「手術の傷跡が残る」「費用が高額」「髪の毛が定着するまでに時間が必要」といった部分があります。

自毛植毛行ってから、その髪の毛が落ち着くまでには、だいたい1年程度の時間が必要とされています。また、メスを使って手術するタイプの場合、髪の毛を採取する際に傷が残ることもあります。

人工毛植毛や、AGAクリニックでの育毛などに比べると、1回の手術にかかる費用はかなり高額になります。

人工毛植毛とは

人工毛植毛のメリットは、「費用が安い」「即効性がある」「自毛がなくても植毛することができる」ということです。

人工毛は、人工的に作られている合成繊維なので、その量や長さを自由に調整することができます。自毛植毛では不可能な硬さや、長さの髪の毛の植毛することができます。

また、髪の毛の量がもともと少ない方でも、人工毛であれば元の自分の髪の毛よりも太くコシのある人工毛を大量に植えることができます。

さらに「髪の毛がツルツルで、ほとんど生えてない」という方は自毛植毛が不可能ですが、人工毛植毛であれば一気にフサフサにすることもできます。

自毛植毛に比べて1回あたりの費用は安く済む、というメリットもあります。

逆に、人工毛植毛行うデメリットとしては、「定期的なメンテナンスが必要」「拒絶反応が起こる可能性がある」という点があります。

ここ最近は技術が進歩し、人工毛が頭皮に定着する定着率は上がってきています。しかし人工毛はやはり自然に生きていたら、体に植えつけられるはずのない化学物質です。

定着率が上がったとはいえ、人工毛はいつか必ず抜け落ちてしまいます。

そして敏感肌の方などは、拒絶反応が起きて頭皮が化膿したり、炎症を起こしたり、腫れたりといった副作用が起こる可能性があります。

また、人工毛は自分の髪の毛ではないので、自然に伸びたりすることはありません。そして時間が経過すれば劣化していきます。理想のスタイルを保つためには、定期的にメンテナンスに通院する必要があります。植毛手術自体にかかる費用は安いのですが、継続的にメンテナンスを続けると考えると、最終的には自毛植毛の方が安くなることが多いようです。

人工毛植毛は危険!しかし自毛植毛にも危険性はある?

人工毛植毛の場合は、有機物ではない合成繊維を体に埋め込むので、体の免疫システムが異物を体外に追い出そうとして拒絶反応を起こす可能性があります。

そのため、定着しにくく抜けやすいですし、定着したとしても1年以内に半分は抜け落ちると言われています。

できるだけ長期間見た目をキープするために、人工毛を抜けにくくする技術も発達してますが、その技術とは、できるだけ頭皮の深い部分まで人工毛を植えるという方法です。そのため、人工毛が切れ毛起こしてしまった場合、皮膚の中に合成繊維だけが残ってしまい、取り出せなくなるという問題も発生しているようです。

また、頭皮や髪の毛というのは常に新陳代謝を続けており、根元からせり出すように髪の毛は増えていきます。しかし人工毛は伸びることがないため、ずっと同じ場所にとどまります。すると雑菌が繁殖しやすくなり、その部分の頭皮が炎症を起こしたり化膿したりする原因となってしまいます。

人工毛植毛にはこのような様々なトラブルがついて回るため、植毛先進国のアメリカでは、人工毛植毛を法律で禁じているそうです。日本国内でも、日本皮膚科学会が発表した「男性型脱毛症の診療ガイドライン」の中では、様々な育毛成分や育毛手法の中で、最低のDランク評価(行わないよう勧められる)が付けられています。

つまり、人工毛植毛はよほどの理由がなければあまりおすすめができないということです。

ちなみに自毛植毛は、同じく「男性型脱毛症の診療ガイドライン」の中で、ミノキシジル、フィナステリドのA評価に次ぐBの評価(行うよう勧められる)です。

これは2010年のガイドラインなので、そこから技術が進歩していることを考えると、安全性や定着率も高まっていますので、現段階で再度ガイドラインの見直しがあれば、さらに高評価になる可能性もあります。

では、髪の毛を増やしたい場合、自毛植毛にすればバッチリOKなのかというと、一概にそうも言えません。

頭皮を切り取った際の傷が残ってしまったり、元々の髪の毛の量が少ない人は移植できなかったり、初期費用が高かったり、色々なデメリットもあります。

次の項目では、自毛植毛行って失敗してしまったという例をご紹介します。

自毛植毛の失敗例

傷跡が大きく残り目立つ

自毛植毛の失敗例の中でも、もっとも数が多いのがこの傷跡の問題です。

自毛植毛は、薄毛になりにくい後頭部や側頭部の髪の毛を皮膚ごと切り取って、薄毛部分に持ってくるという手術です。つまり、元々髪の毛の生えていた部分には傷が残ってしまうのです。技術の発達した現在でも、髪の毛を採取する際には皮膚ごと切り取る方法が主流となっていますので、後頭部や側頭部にタテヨコ数ミリの傷痕が残ってしまうのです。

そのため、一度自毛植毛をした人が刈り上げをしたり、坊主頭にしたりすると、ハッキリとその傷跡が見えてしまう可能性があります。これに気付いた時に「失敗したな」と感じる人が多いようです。

自毛植毛を行った後で、坊主頭にはしないし、後頭部を刈り上げたり、ツーブロックにして側頭部を剃ったりということをしない覚悟がなければ後々後悔してしまう可能性もあります。

また、手術の傷跡からまだ髪の毛が生えていないという状態で美容院に行ったら、美容師さんに植毛したということを気付かれてしまうのではないか、と気にする方もいるようです。確かに気付く人は気付くかもしれませんが、この部分はそこまで気にしなくてもいいと思います。

それに手術のあとで半年程度の時間がたてば、傷跡はかなり目立たなくなるので、美容師さんでもなかなか気付かないようです。

また、最近では「切らない自毛植毛」と呼ばれる方法も出てきています。これは、移植する髪の毛を皮膚ごと採取するのではなく、専用の器具を使って毛根と髪の毛だけをくり抜くという方法です。この方法であれば線のような傷跡ではなく、細かい点のような傷跡になるので、時間がたてば目立たなくなります。

髪の毛が定着せず、抜け落ちる

自毛植毛しても、定着せずに抜け落ちてしまうというのは、昔からよく見られる失敗例です。

自毛植毛は元々が自分の髪の毛なので、最終的な目的は植えたらその後は抜け落ちることなく自分の髪の毛として成長していくという状態にすることです。しかし、植えた毛のすべてがきちんと定着するわけではなく、何割かの髪の毛は、やはりうまくいかずに抜け落ちてしまいます。

その原因は、後頭部や側頭部から採取した際に、毛根にダメージが加わって髪の毛が死んでしまったり、髪の毛を植えるまでに時間がかかってしまい、細胞が死滅してしまったりするためです。

しかし、最近では採取した髪の毛を移植するまでの期間も短くなり、定着率も9割を越えるクリニックが増えてきています。

最新技術を使用した植毛を行えば、60代や70代になったとしても、移植した髪の毛は自分の髪の毛として元気に伸び続けてくれる可能性が高いと言えます。そのため、この部分の心配は現代ではそこまで必要ありません。

仕上がりが不自然になる。

生え際の植毛行った場合、仕上がりが不自然なる可能性が高くなります。やはり、生え際は人に見られやすく、違和感を感じやすい部分なのでしょう。

これに関しては手術を行う医師や、クリニックの実績、設備、植毛方法などに大きく関係があります。その人の髪の毛の流れや、濃さ、周囲の髪の毛の太さなどをみて、正確に施術しなければ、見た目がカツラをかぶっているような不自然な状態になってしまいます。

ただ、そうは言っても、人工毛植毛が主流だった時代に比べれば、自毛植毛はかなり自然な生え際に近づいたと言われています。

自毛植毛の場合、重要になってくるのは、生え際が一直線になっているかということ、そして髪の毛の密度が他の部分と大きく違わないかということです。

自毛植毛する場合は、事前に無料相談に行ったりカウンセリングを受けたりすることになると思いますので、その際に自分の状態に近い症例写真を見せてもらい、不自然にならないかどうかをあらかじめ確認しておくと良いでしょう。

このあたりは、実際に対応する医師の技術によってかなり差が生まれるといわれています。できるだけ実績のあるクリニックで施術してもらうことをお勧めします。

また、同様のトラブルでよくあるのが、植毛をした後で男性型脱毛が進行し、植毛部分は生えているのに、もともとの自分の髪の毛の部分だけが抜け落ちて、不自然なところに無毛地帯ができてしまうというものです。

これは植毛する段階では気付く事が難しいので、対応した医師の技術によるところではないのですが、できればその辺りまでアドバイスをしてくれるようなクリニックが望ましいです。

植毛していない部分に関しては、プロペシアやミノキシジルと言った治療薬を使って薄毛の進行を止めることも可能です。

自毛植毛の種類

ニードル法

針を使って、頭皮に穴を開けて髪の毛を植える方法をニードル法といいます。

移植する髪の毛を針にセットし、1本ずつ穴に埋めてきます。増やす髪の毛の本数と同じ分だけ頭皮に穴を開ける必要があるので、頭皮へのダメージは大きいです。300本植毛する場合は300回、1,000本植毛する場合は1,000回、頭皮に穴を開け、植える、という作業をしなければいけないので、時間も手間もかかります。

ただし、この方法の主なメリットとしては、傷口が目立ちにくくなるということ、そして日本人の黒くて太い髪には適しているということがあります。一昔前までの日本で最もメジャーな植毛の方法がこのニードル法でした。

ただし、定着率が低いというデメリットや、髪の毛が細い人の場合、穴に埋めてもすぐ抜けてしまうという問題があるため、現段階ではほとんど使われることのなくなった方法です。

FUT法

髪の毛は、1つの毛根から1本だけ生えているとは限りません。特に若い方は、一つの毛根から2本の髪の毛、多い場合は3本の髪の毛が生えています。

この髪の毛の束のことを「毛包」といいます。頭皮には、この毛包が1ミリ~ 2ミリの間隔でびっしりと存在しています。この毛包を1単位として行う植毛方法を、FUT法といいます。

FUT法は、実体顕微鏡を使って丁寧に行われるため、植毛後の仕上がりがきれいで自然なため、人気のある植毛手術の方法です。

この方法は、世界でも最も植毛技術の進んでいるアメリカから導入され、その後日本人の髪の毛に植毛しやすいよう国内で改良が加えられています。

現在の自毛植毛手術の中では、このFUT法が最も採用率の高い方法となっています。

採取した髪の毛は、その毛包に存在している髪の毛の数によって分類され、植毛を行う薄毛部分の現在の髪の毛の密度などを綿密に計算し、科学的根拠に基づいた場所に植えられます。

そのため、仕上がりが自然になるだけでなく、植えた後で日常生活を送り、髪の毛が馴染んだ後も非常に自然な状態がキープされます。

この方法を採用した自毛植毛行うクリニックの中には、95%以上の定着率を誇っているところもあります。

また、このFUT法は、手術を行う時間が短く、日帰りで施術を受けることがでるという特徴もあります。

手術をした翌日から、いつもと変わらない日常生活を送ることができます。

そのため、仕事が忙しい方や、休めないという方でも手術を受けることが可能です。

ただ、手術をしてから数日間は脱毛予防のため、帽子やヘルメットをかぶることはできなくなるのでその点だけ注意が必要です。

そして、手術の後1年程度の時間をかけてゆっくりと髪の毛を定着させれば、自然と伸びるようになります。

また、手術後も何らかのアフターケアで病院に通わなければいけないということはありません。

もちろん、メスを使って手術をするので、縫合はされるのですが、時間とともに自然に溶けていくタイプの糸が使用されるので、抜糸の必要はありません。

FUE法

髪の毛をくりぬく、「パンチ」という専用器具を使って毛根ごと髪の毛をくりぬき、移植させる方法をFUE法といいます。

マンチェスターユナイテッドのルーニー選手が植毛したことは有名ですが、実はルーニー選手が行った植毛が、このFUE法なのです。

このFUE法の自毛植毛の特徴は、メスを使わないということです。メスを使わないということは、頭皮を切らずに済むということです。そのため傷跡が残りません。

ただし、髪の毛を採取するためのパンチは幅が1ミリしかなく、非常に面積が小さいので、広い面積の植毛をするのには向いていません。いわゆる「プチ植毛」に向いている手術方法になります。「傷跡も残したくないし、広範囲の植毛をしたい」という場合は、このFUE法を使って2回~3回に分けて施術を行うという方法もあります。

このFUE法で施術をするためには担当医に豊富な経験と高い技術が必要になります。

実績の少ない医師や技術の未熟な医師が担当すると、パンチを使って毛根を採取するのがうまくいかず、細胞が死んでしまい貴重な髪の毛が無駄になってしまう可能性もあります。

また、このFUE法は医師のレベルによって定着率にも大きな差が生まれるので、腕の確かな医師に担当してもらうことが重要となります。

マイクログラフト法

1本~3本の髪の毛をまとめて毛根ごとくり抜き、植毛する方法をマイクログラフト法といいます。

一昔前は、20本や30本といった大量の髪の毛を一度にくりぬいていたので、切り取る頭皮のサイズが大きくなってしまい、生え際が不自然になっていました。

しかし、技術が進歩することによって、現在では1本から3本という小さな単位のグラフトを大量に植毛するというやり方に変化してきました。

現在もっとも広く行われているのは、大量の移植が必要な場所には4本から6本の中サイズのグラフトを植え、緻密な植毛が必要となる生え際部分には1本から3本の小さなグラフトを植える、という形で使い分けられています。

現在の植毛業界ではFUT法やFUE法が主流となっていますが、このマイクログラフト法も多くのクリニックで採用されている。自毛植毛方法の一つです。

失敗しないクリニックの選び方

自毛植毛は、そのほかの育毛方法や人工毛植毛に比べると、1回の手術にかかる費用が高額になります。

そのため、できるだけ成功する確率の高いクリニックを選びたいですよね。

そこでここでは、失敗する可能性を減らすためのクリニックの選び方をご紹介します。

どの方法を採用して植毛を行ってるのか

上記の項目でお伝えしたように、一言で自毛植毛と言っても、様々な形式があります。

最近では行われることは減りましたが、昔から行われてきたニードル法や、現在の主流となっているFUT法、プチ植毛におすすめなFUE法、繊細なも毛根の移植が可能なマイクログラフト法などがあり、クリニックによって可能な植毛方法は変わってきます。

それぞれの方法にはメリットもあればデメリットもあります。自分の頭皮の状態や薄毛の状態と照らし合わせて、最も効果の高い植毛方法を選びたいところです。

ただしこれは、インターネット上の情報などだけで自分で判断するのは難しいですよね。そこで、いくつかの手法の異なるクリニックにカウンセリングに行き、自分に合った植毛方法がどれなのかを相談すると良いでしょう。

複数のクリニックに相談に行った結果、最も自分に合う植毛方法を見つけ、その植毛方法が施術できるクリニックを選ぶと良いでしょう。

担当の医師やスタッフが親切か

最近ではロボットが自毛植毛をしてくれるというクリニックも増えてきましたが、基本的に自毛植毛は、医師が手術を行います。そのため、植毛が成功するか失敗するかは、医師の技術の面によるところが非常に大きいです。

植毛の技術を、素人である患者の目から判断するのは非常に難しいと思います。

しかし、患者に接する医師の態度であれば善し悪しの判断ができると思います。医師とはいえ人間ですので、患者さんに対して誠実な態度でわかりやすく説明してくれているかどうかというのは、患者に伝わるものです。そしてその誠実さや丁寧さというのは、施術にも反映されます。

また、担当する医師以外のスタッフの方も植毛をサポートしてくれますので、スタッフの方たちの親切さや細かい配慮などを見られることができれば、安心して任せられるクリニックだといえるでしょう。

何より大切なのは、手術を受ける本人であるあなたが「この人たちなら安心して植毛手術を任せられるな」と感じてお金を支払えるのかどうかという部分です。ここは非常にファジーですが、こういった感覚的な部分というのは、案外本質を突いている場合が多いのです。

医師と患者の相互理解が行われているか

これはいわゆる「インフォームドコンセント」のことです。

インフォームドコンセントとは、医師と患者が、治療の目的や治療内容、治療にかかる費用やリスク、成功率などをしっかりとお互いに共有することです。

特に患者側が、後々のトラブルの種になってしまうようなことを、しっかりと理解した上で植毛手術に合意するよう医師が説明を行うのが重要です。

これは、自毛植毛以外のすべての医療行為で重視されている、施術前の確認です。

このインフォームドコンセントが曖昧だと、後々トラブルになってしまいます。医師からの説明をしっかり聞くだけではなく、患者側からも不安な点や不明点を積極的に質問していくという姿勢が必要になります。

クリニック側が優秀だったり、医師が優秀だったりすれば、患者が不安に思ってることや、聞きたいと思っていることを先回りして答えてくれることもあります。

■自毛植毛の費用

大手クリニックの費用を比較

自毛植毛には高額な費用がかかります。

とはいっても、実際どれぐらいの費用がかかるものなのでしょうか。
今回は自毛植毛を扱うクリニックの中でも、大手といわれる3社の価格を比較してみます。現在多くのクリニックでは、グラフト単位で植毛を行っています。

○100グラフトの植毛手術を行った場合

・アイランドタワークリニック=28万円

・AGAルネサスクリニックで=18万円

・親和クリニック=32万円

という費用がかかります。

M字ハゲに自毛植毛を行った場合の費用シミュレーション

薄毛が進行し始めた男性に多いM字ハゲの後退を治療するために行われる自毛植毛の場合で、かかる費用をシミュレーションしてみましょう。

一般的にM字ハゲを治療するために移植するグラフトの数は、100から1000グラフトとされています。髪の毛の本数にすると、200本から2,000本程度です。自毛植毛を専門に扱うアイランドタワークリニックでシミュレーションすると、最も少ない100グラフトで植毛した場合28万円。1,000グラフトの植毛をした場合は100万円の費用がかかります。

※グラフト数が増えるごとに割引率が上がるため、金額は単純な比例関係にはなりません。

ちなみに、アイランドタワークリニックの場合、1平方センチメートルにつき50グラフトから60グラフトの植毛が可能です。

髪の毛の本数で言うと100本から120本程度です。1平方cmに100本以上の髪の毛が生えていれば、薄毛には見られませんよね。1000グラフトを植毛するということは、20平方cmということになります。

かなり薄毛の範囲が広い人でも、20平方cmの頭皮に髪の毛が新たに増えれば、かなりイメージが変わるのではないでしょうか。

それだけの移植を行ったとして、100万円という金額が高いか安いかは、個人の認識の違いになると思います。

また、これはメスを使った施術方法の金額ですが、メスを使わず傷痕が残りにくい施術方法を使うと、約1.5倍の金額になります。

このあたりの価格設定はクリニックによって大きく異なりますので、事前にホームページなどで確認しておいてください。

自毛植毛行ったとき周りにバレないか?

普段接している人にバレる?

植毛手術を行った後で気になるのは、周りの人達に植毛したことがバレないかどうかです。

普段からよく接している人たちは、さすがに突然髪の毛がフサフサになったら「植毛した」という方法までは気づかなくても、「かつらを被った」「増毛した」など、髪の毛に関して何らかの行為を行ったんだな、ということは確実にばれるでしょう。

植毛した範囲やグラフト数にもよりますが、大規模な植毛手術を行う場合には、日常的に接している方たちには、事前に「植毛する」ということを伝えておいた方が良いかもしれません。

100グラフト程度の小規模の植毛であれば気付かれずに行うこともできますので、小規模の植毛を複数回に分けて積み重ねて行くという方法もあります。これなら周りにバレる可能性も減ります。

初めて会った人にバレる?

もう一つ気になるのは、初めて会った人に「この人植毛している?」とばれるのではないか、ということです。

担当した医師の技術にもよりますが、手術後の髪の毛の状態があまりにも不自然であれば、気づかれてしまう可能性はあります。

また、メスを使った手術をした場合、後頭部や側頭部の傷跡を見られると自毛植毛の知識がある人であれば「植毛したな。」と気づく可能性はあります。

副作用でばれる可能性

植毛手術の副作用で、額が腫れたり、まぶた付近が腫れる、ということがあります。

この副作用は、人によって症状はさまざまで、ほとんど症状が出ない人もいれば、額が腫れる方もいますし、腫れがひどく、まぶた付近まで腫れるエリアが広がる人もいます。

この副作用は、手術の成功や失敗とは無関係に発症します。

平均すると、植毛手術を受けた人の4人に1人という割合で発症するようです。この副作用が発症するのは、植毛手術を受けてから3日間程度が経過してからになります。

そのため、「不自然に髪の毛のボリュームがアップした数日後に額が腫れる」という状態になります。

植毛とは関係なく、周りの方からは心配されるかもしれませんね。

しかし、額が腫れるだけで植毛の副作用だと気づく人はほとんどいないでしょう。それよりも、髪の毛が増えたことで植毛したと気づく人の方が多いはずです。副作用が発症することで周りにばれるということはあまり心配しなくてもよさそうです。

プチ植毛であれば、1週間程度の休みをとるのがおすすめ。

「周りにバレずに自毛植毛したい」という場合は、大規模な植毛手術をするのではなく、増やすエリアを少なくするプチ植毛を複数回行うことをお勧めします。

そうすれば、少しずつ薄毛部分に髪の毛が増えるので、変化が緩やかとなり、周りにバレにくいです。ただしそうなると、上記の副作用が起きて周りにバレてしまうということが心配ですよね。

そのため、もし可能であれば1週間程度の休みを取り、その1週間の初日に植毛手術を行う方法がおすすめです。

なぜ1週間かというと、副作用が発症してから、その症状が治まるまでの期間が1週間程度だからです。

例えば、ゴールデンウィークに1回、お盆休みに1回、年末年始に1回、合計3回の植毛手術を行うなど、休みの取りやすい時期に合わせて期間をあけて植毛手術を行えば、長いスパンでゆっくりと髪型が変化していくので周りにはバレにくくなります。

どうしても長期の休みが取れないという方は、副作用の症状を軽減させる対策をとることが可能です。

額の腫れも瞼の腫れも、むくみに近いメカニズムで起こるので、枕を高い位置にして眠ったり、体を温めるような行為を避けたりするだけでも若干の対策にはなります。

また、ステロイドの配合された内服薬を服用したり、腫れてきたらすぐ冷やすなどといった方法でも副作用の対策にはなります。

自毛植毛の後は美容室に行っても大丈夫?

自毛植毛なら美容室もOK

自毛植毛の後で、美容室や床屋さんに行って髪の毛を切るのは可能です。

なぜなら、自毛植毛は髪の毛が定着しさえすれば、それはもう自分の髪の毛と変わりない存在になるからです。

他の髪の毛と同じように成長しますし、髪質も元が自分の髪の毛なので、他と変わりません。メスを使った手術の場合は、頭皮に傷痕が残ってしまうので、それを見られてしまう可能性はありますが、半年程度でその傷も目立たないものになるので気付く美容師さんは少ないでしょう。

念のため伝えておくのもアリ

「植毛手術をした事が恥ずかしい事だ」と考える人は多いかもしれませんが、美容師さんは、そこまで気にしないと思います。

そのため、手術をした直後に美容室に行くのであれば、正直に「植毛手術をした直後です」と打ち明けるほうが良いかもしれません。

頭皮に不自然な傷があったり、手術をした直後の腫れがあったりしたら、美容師さんも戸惑ってしまいます。その理由が植毛だとハッキリ分かれば美容師さんもそれに合わせてカットやアレンジのプランを考えやすくなるはずです。

植毛したという事を伝えるのは、一時の恥なので、ばれないかどうかドキドキしながら黙って髪の毛を切るよりも、そっちの方が精神的にも健全だといえるのではないでしょうか。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

様々な角度から自毛植毛の危険性や、失敗しないためのコツについてお伝えしてきました。

植毛に失敗しないために最も大切なのは、やはりクリニック選びでしょう。

そのため、できればたくさんのクリニックの資料請求を行い、見比べて、その上で複数のクリニックに足を運んで無料相談を行い、もっとも自分に合ったクリニックを選ぶようにしてください。

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