禿げるかもしれない前兆を事前に知っておけば、いざという時に早めに対処できるかもしれないですよね!そこで今回は、前兆かもしれない状況をはじめ、体質や生活習慣についても詳しくご紹介いたします。
目次
■ハゲとは?
ハゲと薄毛について
ハゲとは、全体的または一部の髪の毛がほぼない状態を言います。それに対し、全体的に髪の毛はあるものの少ないように見える頭部を薄毛と言い、ハゲと薄毛は区別されています。ハゲの定義は人それぞれの感覚になる場合もありますが、抜け毛が増えたり髪が細くなったりすることで薄毛になり、進行するとやがてハゲと言われる状態になってしまいます。
はげる理由と原因は大きく5つ!
はげる理由と原因には大きく5つあります。
頭皮環境
皮脂の分泌過剰、紫外線の影響、雑菌と言った頭皮環境から禿げてしまう場合があります。これらは生活習慣の見直しなど少しの心掛けで改善できる場合が多いです。
ホルモンの影響
ホルモンバランスの乱れは発毛・育毛に大きく影響を与えます。男性ホルモンはヘアサイクルの成長期間を短くし、逆に女性ホルモンは髪の毛を育てる働きがあることからも、その影響は大きくなります。
血流の影響
様々な要因から頭皮の血流が悪くなってしまうと栄養が行きわたらないことからハゲにつながってしまう場合があります。生活習慣に加えてストレスを溜めないことが大切です。
体質や年齢の影響
ハゲには体質(いわゆる遺伝)、そして加齢も影響します。
病気や薬の副作用
アトピーなどの皮膚病から禿げてしまう場合もあります。こちらはしっかり病院で治療しましょう。
■1:禿げやすい体質はあるの?
ではここからハゲと体質の関係について見ていきましょう!
ホルモンの影響について
男性のハゲの多くは『男性型脱毛症』と言われるAGAが大半だと言われています。AGAは男性ホルモン“ジヒドロテストステロン”の影響からヘアサイクルが乱れてしまい、毛髪の成長を妨げられる状態です。女性もこの男性ホルモンを持っていますが、髪を育ててくれる女性ホルモン“エストロゲン”を多く持ち合わせているため男性よりもAGAになりにくいのですが、何かしらの影響から女性ホルモンが減少し男性ホルモンが活発になった場合には、AGAになる可能性もないとは言えません。
髪質について
髪質と禿げやすさは関係がないと言われ、もともと髪が細く量が少ないからと言って禿げやすいというわけではありません。ただし、もともとの髪質よりも細くなった気がする…少なくなったような…という変化を感じた場合には薄毛の始まりの可能性がありますので注意が必要です。
体毛の濃さとの関係は?
髪を育ててくれるのが女性ホルモンなのに対し、体毛やヒゲを育ててくれるのが男性ホルモンです。そう考えると体毛の濃い人は男性ホルモンが多いということになりますが、ハゲは男性ホルモンのバランスが崩れることから起こってしまうことです。男性ホルモンが多くてもバランスが整っていれば禿げませんし、逆に体毛の少ないタイプであってもバランスを崩せばハゲにつながるということです。
性格は影響する?
ストレスを溜めやすい人は禿げやすいといっても過言ではありません。
ストレスは自律神経を乱すことから
- 血管が収縮する
- 血行が悪くなる
- 栄養が行きわたらなくなる
これらの理由により髪が栄養不足になってしまい、髪が細く、抜けやすく、そして髪が生えにくくなるという仕組みです。さらに、ストレスは髪の毛の構成に必要な亜鉛を消費すると言われ、髪の毛が作りにくくなるのも理由として挙げられます。
ストレスを溜めがちな人の特徴としてはイライラしている、怒りっぽい、せっかち、…などがありますが、ハゲを予防するためにも自分に余裕を持つ工夫が必要かもしれません。また、几帳面、取り越し苦労、自己嫌悪タイプの方も気を付けましょう。
男女で前兆は違う?
男性は生え際や頭頂部から薄毛になりやすく、女性は全体的に薄毛になってくることからボリュームが気になる方が多いようです。
■2:ハゲの遺伝について
AGAは遺伝する可能性がある
男性ホルモンのバランスの崩れで発症するAGAは生活習慣だけでなく体質的なものも原因であるため、AGAになりやすい体質は遺伝すると言われています。家族や親族に禿げている人が多い場合はそれを受けついでいる可能性がありますが、AGAは治療することができるハゲです。皮膚科に気軽に相談してみましょう。
■3:ハゲの原因になりやすいこと
ハゲの原因は上記のような遺伝や体質だけではありません!生活習慣がハゲの原因を作っていないか見直してみましょう。
シャンプーの洗い残し(すすぎ残し)
シャンプーの洗い残しは頭皮を傷めます。頭皮が傷むともちろん抜け毛の原因となってしまいますので、シャンプーの時だけでなくシャワーで流すときにもしっかり時間をかけましょう。
染髪やパーマ・髪型
ヘアカラーやパーマ時の薬品ももちろん頭皮、髪の毛共に傷めますので、適度な頻度を保ちましょう。
また、禿げやすい髪型には
- ポニーテール
- 同じ分け目
- オールバック
- ワックスなど整髪料を使う髪型
などが挙げられます。
髪を束ねることで頭皮に負担がかかること、同じ分け目にし続けることでそこばかり紫外線を受けること、整髪料が頭皮についてしまい炎症の原因になることがある…というところから考えても、頭皮にあらゆる面から負担をかけないことが大切です。
帽子
帽子はむしろ紫外線から守ってくれますのでハゲ対策となります。蒸れるのは事実のため、気になる方はうまく着脱して蒸れを解消しましょう。
ストレス
先述のように、ストレスはハゲへ影響します。ストレスは血行を悪くすること、髪の毛の成分を作るための亜鉛を消費してしまうことから、うまく息抜きをすること、そしてより楽しく生活することが大切です。
睡眠不足
寝る時間が少ないとストレスの原因にもなりますし、睡眠中の頭皮・髪の毛への栄養補給や修復に割く時間が少なくなってしまいます。特に22時~2時の4時間は髪のゴールデンタイムです!意識して睡眠をとるようにしましょう。
運動不足
頭皮の血行はハゲ対策に大切です!適度な運動をすることで血流を良くし、またストレス解消にもなりますので是非取り入れていきましょう。
食生活やダイエット
ファーストフード、ジャンクフードと言った糖質・脂質・塩分の多い食べ物は血行不良や皮脂の過剰分泌に影響があります。また、食事がそれらに偏ってしまっても栄養不足となりがちです。ビタミン・ミネラルの補給を意識した食事を心がけること、そしてダイエットをしたい方は食事制限をしすぎるのではなく体を動かすことで体を絞りましょう!
体型
睡眠不足・運動不足・栄養の偏りといた3点が肥満につながりやすいことを考えると、肥満体型になる生活はハゲになりやすい生活と言えるかもしれません。健康的な毎日は確実に頭皮に優しい生活であると言えます。
たばこ
血管を収縮させること、ビタミンの消費が血行を悪くすることからタバコも頭皮への悪影響があると言えます。
飲酒
アルコールは適量であれば血行が良くなること、ストレス解消になるという意味では好影響となります。しかし飲みすぎには以下の理由から気を付けるようにしましょう。
- 髪の毛を構成するアミノ酸を消費してしまうこと
- おつまみで脂質を摂り過ぎてしまいがち(皮脂の過剰分泌につながる)
- 睡眠の質が悪くなる
■4:頭皮の状態をチェック!
頭皮の現在の状態は大丈夫でしょうか?この機会にチェックしてみよう!
かゆみ
かゆみには様々な原因が考えられますが、以下の原因が考えられます。
- シャンプーのすすぎ残しがある
- シャンプーが合わない
- 頭皮が乾燥している
- 頭皮に湿疹ができている
- アトピーなどの皮膚炎
どれにしろ、かゆみがあるということは頭皮に異常が出ているということになりますので、早めに対処することをおすすめします。そのままにしておくとフケが出るようになったり、抜け毛がひどくなったりする可能性もあります。
フケ
フケにも様々な原因が考えられます
- 頭皮が乾燥している
- 頭皮が乾燥しすぎて皮脂が過剰に分泌している
- シャンプーが合わない
- ストレスによるホルモンバランスの乱れ
肌と同じように頭皮にも適度な脂があってこそ、水分を保持できるのです。シャンプーで皮脂を落としすぎると皮脂バランスが崩れ、過剰な皮脂分泌が起こってしまうことがあるため、洗いすぎにも気を付ける必要があります。
髪の毛のコシ
髪の毛のコシとは『髪の毛の強さ』『髪の毛の弾力』です。加齢によりコシがなくなってくることもありますが、若いのにコシがなくなってくる原因には頭皮の血行不良や栄養不足が考えられます。これまでご紹介してきたように、血行不良や栄養不足は薄毛への第一歩となりますので、気になり始めた時点で対処することをおすすめします。
頭皮の固さ
頭皮が固いというのは、頭皮の代謝が悪い=血行不良の可能性があります。血行不良は栄養が届きにくいことから髪が育ちにくい環境となっていますので、食生活の改善と頭皮マッサージをおすすめします。
頭皮マッサージはマッサージ店や美容院でのヘッドスパはもちろん、自分で行うこともできます。力は入れ過ぎず、自分が気持ちいいと思える強さで髪の生え際からだんだん頭頂部へ向かって頭皮をほぐしていきましょう!シャンプー前に行うと皮脂が落ちやすくなりますし、血行が良くなったお風呂上がりに行うのも効果的です。
■5:【部位別】禿げる前兆をチェック!
状態チェックの次は、頭の部位別にチェックしていきましょう。
禿げる前兆には総合して、
- 髪の毛が細くなる
- ボリュームがなくなる
- 抜け毛の量が気になる
- 頭皮に違和感がある
といった変化を感じることが多いようです。
おでこ・前髪
- 生え際の髪の毛が細くなったように感じる
- 前髪が少なくなったように感じる
- 寝癖がつかなくなった
- 短い毛が抜ける
このような兆候があれば、おでこの後退、M字はげの始まりかもしれません。
つむじ
- つむじ周りの髪の毛が細くなったように感じる
- つむじ周りの抜け毛が増えたように感じる
- つむじ周りのフケやかゆみが気になる
やはりつむじ付近に違和感が出てくるようです。
分け目
- ボリュームがなくなってきたように感じる
- ハリ・コシがなくなってきたように感じる
- 地肌が目立つ気がする
- 頭皮や髪の毛が脂っぽい気がする
分け目はげは女性に多く見られるハゲです。まずはこまめに髪型を変えて分け目付近の頭皮に負担をかけないようにしてみましょう。
■6:AGAを画像とイメージでチェック!
ハゲや薄毛の中でもAGA(男性型脱毛症)による脱毛症の場合、人によって進行に違いが出てきます。大きく分けておでこから禿げる『M型』『前頭型』、つむじから禿げる『頭頂型』の3つに分けられます。
M型(M字はげ)
まずは生え際、そこから頭頂部も進行していくタイプです。
頭頂型(O型・つむじはげ)
こちらは頭頂部が先に薄くなり、徐々に前髪へ進行したタイプです。
前頭型
こちらはおでこから徐々に後退していくタイプです。
■【まとめ】将来ハゲやすい人の特徴とは?
最後に、頭皮のどのような状態がハゲにつながりやすいのか?また、その状態になってしまう要因にはどんなものがあるのかをまとめて確認してみましょう。
ハゲにつながる頭皮の状態まとめ
- ホルモンバランスの乱れ
- 頭皮の乾燥
- 頭皮の過剰皮脂
- 頭皮の血行不良・栄養不足
- 頭皮への外部からの刺激
その状態になっている可能性が高い前兆
- フケが出る
- 髪の毛が脂っぽい
- 頭皮の湿疹・かゆみ
- 頭皮が固い
- 髪の毛が細くなる・ボリュームダウン
- 地肌が目立つ
- 何かしら頭皮や髪質に変化を感じる
その状態にさせてしまう原因
- 頭皮の洗いすぎ
- 睡眠不足・栄養不足・運動不足
- ストレスを感じている
- 遺伝や体質
- 紫外線・整髪料・パーマ・カラー・髪型と言った頭皮へ負担がかかる外因的要因
ハゲ・薄毛の予防策まとめ
- 正しいシャンプーを行う
- 一般的に言われる“健康的な生活”を送る
- 髪に負担のかかるオシャレは適度に
- 頭皮の日焼けに気を付ける
- 頭皮マッサージを取り入れる
- 育毛剤や頭皮スプレーで頭皮環境を良くする
禿げる原因を知っておくことで予防を、そして前兆を知っておくことで早めに気づくことができます。予防や対策もそこまで難しいことはなく、健康的な生活を心掛けるだけで頭皮にもいい影響を与えますので、心身が喜ぶことを積極的に取り入れていきたいですね!