フィンジア

フィンジアの副作用と効果

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フィンジアって何?

フィンジア誕生の歴史

フィンジアは、九州地区の最大都市である福岡県福岡市に本社を株式会社ユーピーエスという会社によって製造・販売されています。

この株式会社ユーピーエスは平成19年10月2日に設立されて以来、加齢や老化に伴う身体の変化に対するコンプレックスを解消するための研究を続けられており、コンプレックスを解消する様々な商品を開発・製造・販売しています。

その中の代表的な商品は2つあり、プランテルとフィンジアです。

プランテルは額の後退(いわゆるM字ハゲ)に対する育毛剤ですが、フィンジアはM字ハゲだけでなく、すべての脱毛・薄毛に効果があるといわれており、女性にも使用できる点が大きな特徴です。

フィンジアは、2015年夏に発売を開始されましたが、当然ですが、フィンジアの開発はそれ以前から開始されています。

株式会社ユーピーエスの開発ポリシーは自然成分を基本としていることです。

育毛剤のような長期間資料するような商品は、副作用があっては本末転倒という結果になってしまいます。

したがって、株式会社ユーピーエスでは、即効性や急激な効果があるものよりも、安心で安全なもの自然成分を中心に開発されており、そのポリシー・コンセプトにしたがって、研究・開発されたものがフィンジアです。

フィンジアは発売開始直後から爆発的に売れたことから2017年1月までに3回の販売休止を行っているのだそうですが、それほど人気のある商品のようです。(2017年1月23日現在においては販売されています)

フィンジアの特徴

フィンジアには、キャピキシル・ピディオキシジル・カプサイシンなどが配合されていますが、育毛効果を最大限に発揮するために、SPEテクノロジーというものが採用されています。

SPEテクノロジーとは、「Spread Penetrate effect」の頭文字をとったもので、それぞれの英語の意味は「Spread=広げる」、「Penetrate=突き進む」、「Effect=効果」となります。

つまり、毛穴を広げて薬剤をより深い部分まで浸透させて、効果を発揮させるというテクノロジーのことです。

育毛剤の開発で重要なことは、より効果のある有効成分を開発することは当然です。

しかし、それと同じくらい重要なこととして、その有効成分をどのようにして効果を発揮させたい場所に届けることができるかということがあります。

どれだけ効果のある有効成分であっても、目的の場所に到達できなければ効果を発揮することはできません。

頭皮を例に考えてみましょう。

正常な状態・若い状態で髪の毛が生えている頭皮というものは、毛穴が十分に開いています。

特にわかりやすいのはAGA(男性型脱毛症)ですが、AGAの方の頭皮の毛穴は、十分開いておりませんし、AGAの症状が進行すると、毛穴が完全に閉じていることもしばしば認められます。

このような状態の頭皮に対して、どれだけ効果のある有効成分を投与したとしても、目的の場所である毛乳頭に十分な有効成分を届けることができず、十分な効果を発揮することができません。

株式会社ユーピーエスはこの点に着目して研究しており、その結果がカプサイシンを配合することでした。

カプサイシンとは、唐辛子などに含まれる辛みの成分です。カプサイシンの効果は、中枢神経に作用することでホルモン分泌を促進し、エネルギーの代謝を活発にすることで、結果、脂肪分解を促進するという効果があります。

エネルギー代謝が活発になるため、発汗(汗がでる)が起こります。汗は毛穴から分泌されるため、結果的には毛穴を広げる作用につながります。

フィンジアはカプサイシンが同時配合されております。

カプサイシンが頭皮に作用するとエネルギー代謝が活発になり、頭皮の毛穴から汗が排出され、毛穴が開かれます。

開かれた毛穴に有効成分であるキャピキシル・ピディオキシジルなどが入ることで、毛乳頭まで薬剤が浸透しより効果を発揮することができます。

これがフィンジアの最大の特徴であるSPEテクノロジーです。

言葉が乱暴かもしれませんが、このテクノロジーは誰でも思いつきそうなものだと思えませんか。

しかし、キャピキシル・ピディオキシジルを含む育毛剤は発売されていますが、毛穴を開く作用のあるカプサイシンが含まれた育毛剤はフィンジア以外にはありません。

この点もフィンジアが爆発的な人気を誇っている理由だと思います。

フィンジアの有効成分キャピキシル

フィンジアの有効成分のうち、代表的なものの1つは、「キャピキシル」というものです。

このキャピキシルはカナダに本社を置く「LUCAS MEYER COSMETICS」が開発した育毛効果のある成分のことです。

ただし、このキャピキシルという成分が存在しているわけではなく、アセチルテトラペプチド-3とアカツメクサ花エキスが配合されたのを、キャピキシルと定義しています。

アセチルテトラペプチド-3とは、4つのアミノ酸で構成された化合物です。

アミノ酸とは人間を構成する成分であるため、アセチルテトラペプチド-3に害はないと言われています。

アセチルテトラペプチド-3の働きは、細胞修復作用と言われており、その作用が非常に強いことから、再生医療の分野においても注目されているようです。

実際にどれくらいの細胞修復作用があるのかを確認してみましょう。

以下にフィンジアのデータがあり、その中にアセチルテトラペプチド-3のデータが記載されていますので、一部抜粋してご紹介させていただきます。

http://www.hatumou-life.com/wp-content/uploads/capixyl_kanzen.pdf

【Protocol(検証の方法)】

アセチルテトラペプチド-3を培養した細胞と、アセチルテトラペプチド-3を培養しなかった細胞との、7日間後のHydroxyproline (OH-proline)量を比較するものです。

【Result(結果)】

アセチルテトラペプチド-3を培養した細胞の方が、アセチルテトラペプチド-3を培養しなかった細胞より、Hydroxyproline (OH-proline)量が35%多かったというものでした。

【Conclusion(結論)】

アセチルテトラペプチド-3は、コラーゲンの再生に使用することができる。

【Protocol(検証の方法)】

アセチルテトラペプチド-3を培養した細胞と、アセチルテトラペプチド-3を培養しなかった細胞との、3日間後の特定のたんぱく質(collagen III or laminin)の量を比較するものです。

【Result(結果)】

collagen IIIに関しては、アセチルテトラペプチド-3を培養した細胞は、アセチルテトラペプチド-3を培養しなかった細胞よりも多く存在しており、ベースラインより65%多い。

lamininに関しては、アセチルテトラペプチド-3を培養した細胞は、アセチルテトラペプチド-3を培養しなかった細胞よりも6多く存在しており、ベースラインより285%多い。

【Conclusion(結論)】

アセチルテトラペプチド-3は、頭皮の毛包の大きさとその定着に関して直接的な作用をもっている。

特徴的な成分「ピディオキシジル」

フィンジアの有効成分のうち、代表的なもののもう1つは、「ピディオキシジル」というものです。

このピディオキシジルの正式名称は「Pyrrolidinyl Diaminopyrimidine Oxide」です。日本ではピディオキシジルと呼ばれていますが、海外では「Kopyrrol 」と呼ばれているようです。

このピディオキシジルは、インドにあるクマールオーガニック製品社が開発した成分です。育毛剤として有名なリアップの有効成分である「ミノキシジル」を改良して生成されたもので、ミノキシジルの誘導体と言われています。

その改良点として言われているのが、「ミノキシジルよりも吸収が良い」「ミノキシジルのような副作用がほとんどない」ということです。

それでは、本当にそうなのかをデータから確認してみましょう。

以下はkopyrrol-brochure、kopyrrol概要書、つまりkopyrrolのデータを示したものになります。

http://www.slideshare.net/Kumarorganicproducts/kopyrrol-brochure

【kopyrrolの有効性】

・試験管内の試験において、発毛に関わる繊維芽細胞の機能低下をKopyrrolが抑制した

・試験管外のマウスを使った試験において、Kopyrrolはミノキシジルと同程度の効果を発揮した

【毒性(副作用)の情報】

有害な事象を起こす可能性のある情報は、Kopyrrolにはない。

その他全成分

フィンジアには、上記でご紹介したキャピキシル(アセチルテトラペプチド-3とアカツメクサ花エキスが配合)とピディオキシジル以外にも、ヒオウギエキス、カプサイシン、ビワ葉エキスが含まれています。

フィンジアに入っているヒオウギエキスとは?

ヒオウギエキスとは、アヤメ科アヤメ属に属する多年草ヒオウギから抽出されたエキスのことです。

ヒオウギは漢字では「檜扇」と記載し、その葉は漢字が示すとおり扇型に広がっています。

ヒオウギは山や野原、海岸などに自生しており、日本であれば、北海道から沖縄に掛けて広く分布している植物です。

ヒオウギエキスの主成分は、イソフラボンです。

イソフラボンは女性ホルモンと似た働きを持ち、女性らしい身体を作ることや髪の毛の発育に良い影響を持っています。

男性ホルモンと女性ホルモンは、それぞれ重要な働きを持っていますが、相反する働きも持っています。その代表的なものが髪の毛に関するものです。

女性ホルモンは髪の毛の発育に良い影響を持っていますが、男性ホルモン、特にテストステロンから生成されるジヒドロテストステロン(DHT)は髪の毛が抜けることを促進させてしまいます。

したがって、ヒオウギエキスによって、男性ホルモンの働きを抑えることができます。つまりジヒドロテストステロンの働きを抑えることによって、髪の毛が抜けることを防ぐことが可能となるわけです。

また、ヒオウギエキスの主成分であるイソフラボンには、MMP-1(マトリックスメタロプロテアーゼ)を抑制する働きを持っていることが知られています。

このMMP-1はコラーゲンを分解する酵素の一種であり、紫外線、タバコ、廃棄ガスなどが要因となり、生成が促進されることが知られています。

コラーゲンは皮膚のうるおいを保つ上で重要な働きをしており、すべての皮膚に存在しており、もちろん頭皮の皮膚にも存在しています。

何らかの要因によってMMP-1が増えることで、頭皮に存在しているコラーゲンの分解が促進され、頭皮のうるおいがへり、老化が進み、髪の毛が抜けることを促進させてしまいます。

ヒオウギエキスはこのコラーゲン分解を防ぐことによって、髪の毛が発育しやすい環境を整えてくれます。

フィンジアに入っているカプサイシンの影響

カプサイシンやその作用については、「フィンジアの特徴」「SPEテクノロジー」の項目を参照ください。

カプサインシによりエネルギー代謝が促進されると、身体は汗を排出しますが、排出するために毛穴を開く必要があります。

毛穴の開きが大きいほど、フィンジアの有効成分が毛乳頭に作用しやすくなるため、カプサイシンが配合されています。

カプサイシンによってエネルギー代謝が促進される働きの中には、血流の改善効果も含まれています。

髪の毛が生えてくる条件として、男性ホルモンの影響がない、頭皮環境が整っているというものはありますが、それらと同じくらい大事なことは血流によって毛乳頭まで栄養が運ばれていることです。

どれほど効果のある有効成分を毛乳頭に届けたとしても、限りなく赤ん坊に近い頭皮環境を整えたとしても、髪の毛の原料となる栄養が毛乳頭になければ髪の毛は生えてきません。

したがって、頭皮の血流を促進することが、髪の毛の生育には重要となるわけです。

フィンジアに入っているビワ葉エキスとは?

ビワ葉エキスとは、ビワの葉から抽出したエキスのことです。

ビワとは果物のビワがなる木のことで、日本では本州の南部や四国、九州など比較的温かい地域に分布しています。世界中でも比較的温かい地域で栽培されています。

このビワの木は「大薬王樹」とも呼ばれており、多くの民間療法が存在しています。その民間療法の多くはビワの葉を利用したものであり、多くがそのエキスを利用したもののようです。

このビワ葉エキスに含まれる成分のうち、重要なものが「アミグダリン」と呼ばれる成分です。

アミグダリンの働きの中で髪の毛に関係するものは、血液浄化作用とFGF-7生成促進作用です。

血液浄化作用とは、文字通り血液に含まれる不純物を取り除くことで、きれいな血液を作り出します。

きれいな血液は十分な栄養を含むことができ、かつ血流障害がありませんので、十分な栄養を頭皮に送ることができます。

結果、頭皮環境を正常に保ち、髪の毛が生えやすい環境を整えてくれます。

FGF-7とは、FGF-5とは逆の働きをする物質のことです。FGFとは「Fibroblast Growth Factor」、つまり「線維芽細胞成長因子」とのことで、1番から11番まであることが現在判明しています。

このFGFのうち、FGF-5というものは、毛乳頭に存在するレセプターに結合すると脱毛を促進するシグナルを出します。

次の髪の毛が生えてくるようにするためにシグナルを出すようですが、加齢や頭皮環境が十分でないなどの要因があると、過剰にFGF-5が生成され、脱毛を促進し、薄毛につながります。

FGF-7は、FGF-5の働きとは逆の働き、つまり、髪の毛の成長を促進する働きがありますが、ビワ葉エキスにはこのFGF-7の生成を促進する働きがあります。

したがって、ビワ葉エキスを投与することによって、育毛効果につながることがご理解いただけるかと思います。

フィンジアの有効成分キャピキシルって何?

キャピキシルの主成分について

キャピキシルとはその成分名ではありません。アセチルテトラペプチド-3とアカツメクサ花エキスが配合されたのを、キャピキシルと定義しています。

アセチルテトラペプチド-3とは、4つのアミノ酸で構成された化合物で、人工的に生成された化合物です。

一方アカツメクサ花エキスは、自然に存在する天然のものです。アカツメクサ花とは、Trifolium Pratense(ムラサキツメクサ)、和名で赤クローバーやアカツメクサの花のことです。

アカツメクサ花は、ハーブとしても広く使用されております。また有効成分であるイソフラボンは、女性ホルモンであるエストロゲンと似た作用を持っています。

また、イソフラボンの他にもビオカニンAという有効成分も含まれています。ビオカニンAについては、のちほどご紹介させていただきます。

キャピキシルの誕生の歴史

キャピキシルは、LUCAS MEYER COSMETICSが研究開発したものであり、LUCAS MEYER COSMETICSが製造特許を持っています。

キャピキシルがいつから開発されていたのかについては、より正確な情報がありませんので、ご紹介することはできません。

しかし、キャピキシルが世界的に認知されるようになったのは、2011年3月にイタリアのミラノで開催された世界最大の化粧品の祭典「インコスメティックス」です。

この世界最大の化粧品の祭典「インコスメティックス」で、イノベーションゾーンベストアワード部門にて銅賞を獲得したことから注目が集まるようになりました。

さらに2015年に開催された「インコスメティックス」においても、イノベーションゾーンベストアワード部門の有効性と機能性原料において金賞を獲得したことから、さらに注目されるようになりました。

日本におけるキャピキシル製品の発売は2014年より開始されています。2017年1月現在、フィンジアの他にもキャピキシルを配合した育毛剤が発売されています。

アセチルテトラペプチド-3の作用機序

アセチルテトラペプチド-3の主な作用は、2つあります、以下より引用しております。

http://www.hatumou-life.com/wp-content/uploads/capixyl_kanzen.pdf

・Improves ECM proteins renewal for optimal hair follicle anchoring
(意訳)休止している毛包のためにたんぱく質の修復を行う

・Reduces IL-8 pro-inflammatory cytokine
(意訳)IL-8(Interleukine-8)という炎症性サイトカインを減少させる

たんぱく質の修復に関するデータについては、「フィンジアの有効成分キャピキシル」でご紹介しておりますので、そちらの項目をご参照ください。

炎症性サイトカインとは、炎症などを引き起こす物質のことです。

炎症性サイトカインには多くのものがありますが、有名なものとしてIL-6やTNF-αがあります。

クローン病や潰瘍性大腸炎、関節リウマチ、ベーチェット病などの炎症性の自己免疫性疾患患者において、多く分泌されております。

したがって、このIL-6やTNF-αを抑えることで、このような炎症性の自己免疫性疾患の症状を抑える薬剤があります。(レミケードやヒュミラなどの抗TNF-α抗体)

IL-8も炎症性サイトカインの1つです。このIL-8を誘導するものとして、AGE(Advanced Glycation End-products、終末糖化産物)があります。

なお、AGEとは糖とタンパク質、核酸、脂質が糖化することによって生成される最終産物の総称のことです。AGEによって引き起こされる脱毛を糖化型脱毛症と呼んでいます。

糖化型脱毛症の原因となっているAGEの生成を抑制することは、まだできていませんが、AGEによって誘導されるIL-8を抑制することは可能であり、それがアセチルテトラペプチド-3です。

炎症が引き起こされると、細胞が傷ついてしまいます。細胞時には自己修復作用がありますが、修復が進めば進むほど老化が進みます。つまり炎症=老化と考えることができます。

したがって、炎症性サイトカインであるIL-8を抑制することが、老化を抑制することになり、頭皮の老化を抑制することができるということになります。

アカツメクサ花エキスの作用機序

アカツメクサ花エキスには、イソフラボンという女性ホルモンと同じような働きをする物質が含まれていますが、これ以外にもビオカニンAという成分が含まれています。

ビオカニンAの作用機序は、5-α還元酵素の働きを抑制することです。

男性型脱毛症AGAの原因は、男性ホルモンであるテストステロンが、5-α還元酵素によって還元されて生成されたジヒドロテストステロン(DHT)です。

このジヒドロテストステロンが毛乳頭にあるレセプターに結合すると、髪の毛の成長サイクルを短縮させます。

髪の毛の成長サイクルが短縮すると毛包が小さくなります。これが繰り返されると最終的に毛穴が閉塞してしまい、髪の毛が生えてこない、つまり男性型脱毛症AGAを引き起こします。

ビオカニンAは、ジヒドロテストステロン(DHT)を阻害し、男性型脱毛症AGAを予防します。

なお、この5-α還元酵素を阻害するものとして有名なものが、医薬品であるプロペシアに含まれるフィナステリドという成分です。

キャピキシルとミノキシジルやフィナステリドとの比較

kopyrrol-brochureの中には、ミノキシジルと比較したデータがありますので、ご紹介させていただきます。

http://www.slideshare.net/Kumarorganicproducts/kopyrrol-brochure

【Protocol(検証の方法)】

アセチルテトラペプチド-3(キャピキシル)、ミノキシジルを投与した毛包、何も投与していない毛包について、7日間の観察を行った。

【Result(結果)】

何も投与していない毛包と比較すると、ミノキシジル群では52%、アセチルテトラペプチド-3(キャピキシル)群では156%の髪の毛の成長が認められた。

【Conclusion(結論)】

アセチルテトラペプチド-3(キャピキシル)の髪の毛の成長作用は、ミノキシジルよりも高い。

フィナステリドにおいては、ミノキシジルのように発毛効果を比較したデータがありませんので、その作用から効果を比較してみます。

フィナステリドの作用は、5-α還元酵素を阻害し、ジヒドロテストステロンの働きを抑制することによって、脱毛を予防するというものです。

あくまでも脱毛を予防するものであり、育毛作用はありません。

もちろん、脱毛を予防した結果、育毛が促進されることはありますが、それはフィナステリドの直接的な作用ではなく、2次的作用と考えるべきです。

一方、キャピキシルには4つの作用があります。

まず、アセチルテトラペプチド-3には休止した毛包細胞を修復し髪の毛の生育を助ける作用、炎症性サイトカインであるIL-8の働きを抑えて細胞の老化を抑制する作用があります。

アカツメクサ花エキスには、イソフラボンという女性ホルモンと似た働きをすることで男性ホルモンの働きを抑える作用、ビオカニンAは5-α還元酵素を阻害し、ジヒドロテストステロンの働きを抑える働きがあります。

以上から、フィナステリドに比べて、キャピキシル方が多く、髪の毛の生育に効果がある作用を有していることから、キャピキシルの方がより効果があると推測することが可能ではないでしょうか。

フィンジアに入っているピディオキシジルって何?

ピディオキシジルの作用機序

ピディオキシジルの正式名称は「Pyrrolidinyl Diaminopyrimidine Oxide」です。

日本ではピディオキシジルと呼ばれていますが、海外では「Kopyrrol 」と呼ばれているようです。

ピディオキシジル作用機序は、ミノキシジルとほぼ同じと言われていますが、Kopyrrol-brochureにメカニズムが記載されておりましたので、ご紹介させていただきます。

http://www.slideshare.net/Kumarorganicproducts/kopyrrol-brochure

●カルシウムチャンルを開く:毛乳頭細胞の増殖を促進する

●失った髪の毛を再成長させる:髪の毛を再成長させるために、毛包を刺激する

●毛包を育てる:血管を拡張させ、毛根部への栄養素と酸素の供給を増加させる

●髪の毛の強さと維持:髪の毛の定着を助ける、強く濃い髪の毛の成長を補助する

●髪の毛のサイクルを正常化させる:休止期にある毛包を成長期に移行させ、成長期を延長させる。 成長期に対する休止期の割合を減少させる。

●新しい髪の毛の成長を加速させる:毛根の深い部分において、新しい髪の毛が作られるために作用する。

ピディオキシジルの誕生の歴史

ピディオキシジル(正式名称:Pyrrolidinyl Diaminopyrimidine Oxide 、海外一般名Kopyrrol)が、どのように誕生したのか明確な資料は公開されておりません。

しかし、以下の情報よりインドにあるクマールオーガニック製品社が開発した成分であることは間違いないようです。

http://kumarorganic.net/products/hair-care-ingredients/#growth_tab|4

http://www.slideshare.net/Kumarorganicproducts/kopyrrol-brochure

ミノキシジルには、副作用として重篤な低血圧、不整脈・動悸、目の霞み、手足・顔などのしびれといった忍容することができないものがあり、中止せざるを得ない患者もいたようです。

そういう経緯からより副作用のすくない成分の開発が進められたと考えられます。

実際、ピディオキシジル(Kopyrrol)の概要書には、毒性(副作用)の情報として「有害な事象を起こす可能性のある情報は、Kopyrrolにはない。」という記載がありますので、副作用が改善されたことがおわかりいただけるかと思います。

フィンジアの効果的な使い方は?

フィンジアを発売している株式会社ユーピーエスには、フィンジアの正しい使い方が紹介されていますので、ご参照ください。

http://finjia.jp/using/index.html

この正しい使い方を踏まえたうえで効果的な使い方・注意事項をご紹介させていただきます。

●使用前にはシャンプーを行ってください。使用するシャンプーはノンシリコンのものをオススメします。ノンシリコンではないシャンプーの場合、髪の毛につやがでるように油分が含まれている場合が多く、その油分やシリコンが毛穴に詰まることで雑菌の繁殖や毛穴の目詰まりを発生させてしまします。もちろん、そのようなことが起こらないように十分洗い流せば問題はありません。しかし、十分洗い流したとしていくらかは残っている可能性がないわけではありません。そういったリスクを回避するために、ノンシリコンのシャンプーをオススメします。

●頭皮を洗う際の注意点としては、男性に多いと思いますが、強い力や爪を使って洗うことは避けて下さい。そのような洗い方をすることで頭皮に炎症を発生させたり、傷をつけたりしてしまいます。炎症は頭皮の老化を促進させてしまいます。またカプサイシンは血流改善効果がありますが、そこに炎症があると炎症を促進させてしまいます。育毛剤であるフィンジアが頭皮の廊下を促進するという悪影響を及ぼしてしまうことにもなります。

●フィンジア使用後は、ドライヤーでしっかりと乾かすことが重要です。シャンプーをしてタオルドライのみで寝る方もいらっしゃいますが、これをすると頭皮に雑菌を繁殖させます。雑菌があると炎症が引き起こされますので、フィンジアの意味がなくなってしまいます。フィンジア使用後にはしっかりとドライヤーで頭皮を乾かすようにしてください。

フィンジアの副作用はある?

多くの育毛剤で言われている副作用として、初期脱毛があります。新しい髪の毛が成長するためには、今ある髪の毛は抜けなければなりません。

育毛剤を使用することで、髪の毛のサイクルが改善され、新しい髪の毛の成長が成長してくると、今ある髪の毛が抜けてきます。これを初期脱毛と呼んでいます。

育毛剤の口コミを確認してみますと、フィンジアに関しては、初期脱毛はそれほどないようです。

初期脱毛の副作用が多い報告されているのは、内服の育毛剤のようです。

フィンジアの効果、髪の毛のサイクルを考えると、初期脱毛が起こることは否定できませんが、それほど多くは報告されていないようです。

まとめ

フィンジアは2015年夏の発売です。

2017年1月時点に使用実績がそれほど多いわけではなく、効果や副作用のデータが十分とは言えません。

しかし、現在発売されている育毛剤と比較すると、様々な新規の有効成分、副作用の少ない成分、有効成分を到達させるための新しいテクノロジーなどが採用されていますので、これまでの育毛剤よりも効果が期待できると思います。

以上からこれまでの育毛剤で満足のいく効果が得られなかった人、これから新しく育毛や脱毛予防を検討されている人は、一度試してみてはいかがでしょうか。

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